私は散歩の途中、自分と同じように散歩をする人たちとすれ違います。
そんなとき気づいたことがあります。
やけに疲れた様子で歩いている人もいれば、元気そうに歩いている人もいます。
何が違うのだろうかと注意を向けたとき「姿勢」にあるとわかりました。
疲れた様子で歩いている人の姿勢は、悪い。
腰が曲がっていて、猫背になっています。
いかにも「疲れています」と言わんばかりの姿勢です。
そういう姿勢で歩いているから、疲れやすくなったのでしょう。
姿勢が悪いと疲れやすくなります。
猫背になり、背筋が斜めになっているときには、背中や首周りなどに負担がかかり、余分なエネルギーを使ってしまいます。
姿勢が悪いから疲れやすく、疲れるからまた姿勢が悪くなる悪循環です。
一方、元気な人の姿勢とは、背筋がぴんと伸びている状態です。
そのぴんと伸びている姿勢から「まだまだ歩けますよ」という状態がわかります。
「私は元気です」という様子が伝わってきます。
そういう姿勢で歩いているから、元気を維持しやすいのでしょう。
背筋が伸びて背骨が垂直になっていると、上半身の重みがちょうど体の真ん中にきます。
背中や首周りへの負担が小さく、疲れにくいです。
それがわかった瞬間、はっとしました。
「では、今の自分の姿勢は大丈夫?」と、自問自答しました。
ちなみに、今のあなたの姿勢は大丈夫ですか。
理想的なイメージとしては、頭の上から糸で引っ張られている感じです。
体全体がぴんと伸び、自然によい姿勢へと変わります。
歩いているときには、やはり健康的な姿で歩きたいものです。
健康的な姿とは、ファッションより、姿勢なのです。