あらためて「散歩」という時間を作らなくても、自然と生活の中で歩くことができるなら一番です。
「そうするしかない状況を作る」ということです。
「歩く時間」を作るのもいいですが、普段生活をしているだけで歩ける状態を作るほうが、はるかに継続しやすいからです。
少し部屋の中を、振り返ってみましょう。
生活の中に、散歩をせざるを得ない状況を作るといいでしょう。
さまざまなところに意識を向けて、歩く量を増やす工夫を考えてみましょう。
たとえば、2階建ての一戸建て住宅に住んでいるなら、自分の部屋を2階に移動させるのも手です。
階段は、急な坂が特徴です。
たとえ上り下りする距離が短くても、急な坂を上がったり下ったりで、いい運動になるはずです。
自分の部屋に行くとき、階段を上り下りしなければなりませんから、毎日一定の運動を維持できます。
1階建ての住宅なら、わざとトイレから遠い部屋を自分の部屋にしてもいいでしょう。
トイレは1日に何度も行く場所です。
家の大きさにもよりますが、少しでもトイレまでの距離が遠くなれば、1日全体でそれなりの距離を歩くことになるでしょう。
年間を通してみれば、健康面にも必ずいい影響が出ます。
また、家の固定電話を「部屋の中」ではなく「廊下」に設置するのも妙案です。
電話が鳴るたびに廊下まで歩くことになります。
さすがに電話がなれば、重い腰も上げやすくなります。
どれも「面倒」と言えば、それまでです。
しかし「運動できる」と思えばいい。
そのほか、何か工夫はありませんか。