子どもに「勉強しろ」という親は多いものです。
子どものためを思って口にするのはわかるのですが、それにしてもあからさまです。
父親は大人ですから、もう少し工夫を凝らして育てることが必要です。
ここで「ある悩み」が生まれます。
子どものことばかり考えていると、父親の楽しむ時間がなくなります。
父親ばかりが楽しむ時間だけだと、今度は子どものことを考える時間がなくなります。
偏りが生まれがちな教育に、うまい方法はないのでしょうか。
父親も楽しみ、同時に子どもも育てるうまい方法があります。
それが家族旅行なのです。
家族旅行は、旅行という言葉から簡単だと思うでしょうが、これはお互いにとって楽しみがあり、学びがあることなのです。
家族旅行を計画すると、その大変さがわかり、親が成長します。
子どもは旅行先でさまざまなことを目にして、経験が増えます。
同時に親にとっても、新しい経験は成長につながります。
それでいて、家族の絆、思い出の共有を作れます。
家族旅行は、親と子が同時に成長できる、欠かせない機会です。
家族旅行の多い家族で、家族と仲が悪い人を聞いたことがありません。
家族で一緒に旅行をすると、親は初めてのシチュエーションで臨機応変に対応する姿を見て、子は親を尊敬するようになります。
私も家族で旅行をしたときには、行ったこともないところで、現地の人とやりとりをする親を見て「すごいな」と思ったものです。
初めての人と話をするときは怖いものです。
旅行先で親がいろいろな場所へ行き、やりとりをしている姿を見て「さすが大人だ」と思うのです。
家族旅行は、尊敬される絶好の機会なのです。