執筆者:水口貴博

有意義な浪人生活を送る30の方法

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羨ましい話を聞いて、勉強へのやる気につなげる。

羨ましい話を聞いて、勉強へのやる気につなげる。 | 有意義な浪人生活を送る30の方法

浪人中は、大学に進学していった友人からさまざまな話を聞かせてもらいました。

もちろん県内の大学に進学していった人もいますが、大半は県外です。

県外へ進出していき、日本各地の生の大学情報を聞けるのは、刺激的で面白くて、ためになりました。

浪人時代は、そうした友人と大学についての話に花を咲かせました。

参考になったのは「大学以外の話」でした。

大都会に進出していった大勢の友人から、さまざまな情報を集めました。

初めての一人暮らし、初めての都会生活、初めての男女間のお付き合い。

そうした情報は、面白かったし、羨ましかった。

現役時代は、大学に進学することばかり考えます。

しかし、実際に大学に進学すれば、思っていたこととは違う現実が待っています。

都会での生活でトラブルに遭ったり、初めての一人暮らしに四苦八苦したりなど、大学生活以外で苦労する人が多いです。

あまり大きな声では言えませんが、広島のある大学に進学していったTくんという友人がいます。

Tくんは、角刈りで、メガネをかけて、見るからに田舎からやってきましたという雰囲気が出ている人でした。

広島の都心部にある大学に進学した後、さっそく訪問販売に狙われてしまいました。

「見るだけでもいいですから」と教室まで引っ張っていかれ、何十万もする英会話教材を買わされそうになったようです。

なかなか帰らせてもらえないという強引な勧誘の話でした。

一人暮らしの部屋で「ダンスレボリューション」のゲームをしていたら、下の住人にうるさいと殴られそうになった話もありました。

私は笑っていましたが、本人は切ない様子でした。

ある女友達は、都会に出た勢いで毎日学校より合コンばかりしているという話をします。

付き合った彼氏とうまくいかなくてどうしようかという話へと発展していきました。

また、岡山の大学に進学していった友人もいます。

彼は、キャバクラのボーイとしてアルバイトをしていました。

キャバクラに勤める女性の特徴やらトラブルなど、そうした人たちの裏情報をよく聞かせてもらいました。

そういう話を聞くと、やはり余計に都会に出たくなりました。

勉強以外のさまざまな刺激に触れている人たちが羨ましくて、うずうずしました。

それがまた勉強を頑張らなければというやる気にもつながるのです。

有意義な浪人生活を送る方法(15)
  • 大学に進学した友人から、大学以外で感じたことを学ばせてもらう。
意志が強ければ、必ず道は開ける。

有意義な浪人生活を送る30の方法

  1. 浪人生活ほど、つらい時期はない。
  2. 悲しみに暮れるだけでは合格しない。
    肝心なのは、すぐ勉強を始めること。
  3. 自分に合った浪人スタイルで、浪人生活を乗り越えろ。
  4. 浪人スタイルを考えるヒントは、得意なスポーツに隠されている。
  5. 都会に引っ越してまで、予備校が必要とは限らない。
  6. 浪人生活がうまくいくかどうかは「モチベーションの維持」が鍵を握る。
  7. 浪人をすれば、得意な科目を伸ばしやすい。
  8. 焦りや不安は、無理にごまかさない。
    ごまかそうとするほうが、余計に悪化する。
  9. 浪人生は、夜から逃げろ。
  10. 太陽の光には、神なる力が存在する。
  11. 依存から卒業し、孤独に耐えられる人間になる。
  12. 頂上への道は、1つとは限らない。
  13. ゲームをするなら、アクション系やシューティング系がいい。
  14. うっかりRPGに夢中になれば、集中して終わらせ、二度とやらないと誓う。
  15. 羨ましい話を聞いて、勉強へのやる気につなげる。
  16. 意志が強ければ、必ず道は開ける。
  17. 大学に進学した友人からの話は、イメージを膨らませる鍵になる。
  18. 悪条件を言い訳にしているなら、その程度の弱い意志にすぎない。
  19. 浪人をすれば成長するかどうかは、本人しだい。
  20. 浪人生活を必死に乗り越えた後は、現役生合格者以上に素晴らしい人生を送ることができる。
  21. 浪人生には「適当な人生を送らない」という覚悟がある。
  22. 1日全体のリズムを決めるのは、寝起きの瞬間だ。
  23. 単純ミスをしたときこそ、油断していた自分を反省するチャンス。
  24. 泣くだけ泣けば、すっきりする。
    一番よくないのは我慢をし続けること。
  25. 受験とはまったく関係のない時間があるから、勉強がスムーズに進む。
  26. 現役中に見つけられなかった夢を、浪人中に見つけてしまった私の行動。
  27. 浪人生の苦しみは、浪人生にしかわからない。
  28. 勉強と息抜きの区切りがあやふやになると、ストレス管理もあやふやになる。
  29. 力強い言葉を壁に貼り、モチベーションを維持させる。
  30. 地味でみすぼらしい段階を受け入れる。
    アゲハチョウになるために。

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