浪人生は、現役より夜型になりやすくなります。
時間を自由に使えるようになるからです。
実は私も、浪人時代は時間を自由に使えるため、当時は自然と夜型になっていました。
夜のほうが静かで、集中できそうな気がします。
外が暗いほうが、勉強しやすい人もいることでしょう。
しかし、浪人生として勉強をスムーズに進めたければ、朝をおすすめします。
夜は、不安定な心の乱れを助長させてしまう時間帯だからです。
浪人生として苦労するのは、感情との戦いです。
「また落ちたらどうしよう」
「勉強が思ったように進んでいない」
「自分はダメな人間なのではないか」
焦り・不安・絶望・いらいら・憂鬱・悲しみ・怒り。
数を挙げれば切りがありません。
もちろん現役時代にも経験する感情ですが、浪人になると、頻度も度合いもさらに強くなります。
一度、大学受験で失敗しているからです。
失敗がトラウマになり、現役生より精神的に不安定になりやすい。
悪いことばかりを考えてしまいます。
しかも、情緒不安定だけならいい。
妄想はさらに暴走し始め、抜け出せなくなってしまいます。
再度大学に落ちて、お金も希望も夢もなく、ついには自殺……。
恐ろしい妄想が膨らんでしまいます。
こうなってしまうと、勉強どころではありません。
泣いてばかりになってしまいます。
こうした悪循環になるのは、決まって夜です。
浪人時代は、こうした感情に結構振り回されます。
勉強はできるかもしれませんが、感情が邪魔をします。
夜は避けたほうが無難です。
感情に振り回されないためです。
浪人生は、夜から逃げてください。
不安や焦りが頭から離れなくなる時間帯なのです。