自分では気づきませんが、何かを始めるときには「心の声」があります。
聞こえる声ではありません。
思っていたり考えていたりするより、はるかに潜在的な小さな意識です。
たとえば、英語に対して苦手意識があるとします。
すると、日常のさまざまな場面において英語から避けようとしてしまいます。
英語の勉強と聞くだけで「自分には無理だ」と避けてしまいます。
アメリカ人が視界に入っただけで「話しかけられたらどうしよう」と思い、なぜか逃げてしまおうとします。
海外旅行も「自分にはできるはずがない」と思ってしまう。
そういう潜在的な部分は、実際の英語の勉強でも大きな影響を及ぼします。
初めから苦手意識があると「やっても無駄だ。どうせできないに決まっている」と弱気になってしまいます。
初めからすでに弱気になっているのは、小さなことかもしれませんが、大きな影響へと波及します。
だんだん勉強しなくなり、苦手な科目がさらに苦手になります。
無意識の声が、あなたの人生を決めています。
弱気を強気へと切り替えることが重要です。
勉強を始める際には、参考書は易しいものを選ぶのがポイントです。
これはすでにご存じのポイントですね。
徹底的に基本から始めることで、土台作りを確実に進めるのが理由です。
しかし、これは建前上の理由です。
真の理由とは「マイナスの潜在意識をプラスへと切り替えるため」です。
易しい問題に取り組んでいると「難しくない。これならできそうだ」そう思うことができます。
強気になるのが難しければ、苦手意識だけでもなくすことです。
これだけでもかなり変わります。
確実に解ける問題から始めて、少しずつ成功体験を積み上げることで、知らぬ間に意識が変わります。
英語の勉強と聞くだけで「たぶんできるはずだ」と前向きになります。
アメリカ人が視界に入っても、動揺することがなくなります。
海外旅行も「英語は得意だから問題ないだろう」と考えられます。
これこそ、易しい入門書から始める真の理由です。
潜在意識をプラスに変えることで、勉強への抵抗がなくなるのです。