参考書とはいえ、さまざまな種類の本が書店に置かれています。
昔からある古臭い参考書もあれば、つい先日発売されたばかりの参考書もあります。
参考書で選ぶときの1つの基準になるのは「いつ発売されたか」という点です。
普通に考えれば、最近発売されたばかりの新書のほうが、時代にマッチして内容も充実しているように思えます。
新しいものを好む人や流行を追いかける人は、ここでつまずきます。
発売されたばかりの参考書は、まだ実績がないため、本当に確かな内容が含まれているかどうかは、はっきりしません。
誤字脱字のような基本的な間違いや、場合によっては試験範囲外の内容が含まれていることすらあります。
そうなると当然、時間や体力の無駄も発生しますね。
参考書に限っては、昔に発売され、現在も売れ続けているもののほうが頼りになります。
多くの受験生から長年受け入れられ続けているというのは、たしかな内容であり、わかりやすい解説が充実している証拠になります。
初版が大昔でも、どんなに表紙が古臭くても、やはり一読の価値はあります。
ロングセラーには、おおむね当たりと考えて間違いありません。
昔からヒットし続けているのは、的を射た内容が含まれている証拠になります。
内容が充実していて、わかりやすく、時代に左右されない普遍的内容が含まれているということです。
当然のごとく、誤字脱字もありません。
版を重ねるたびに、時代にマッチしていない内容は取り除かれる一方、最新の受験事情を取り入れた内容へと進化しています。
解説も、より多くの受験生に理解できるよう、わかりやすい内容になるよう改善が繰り返されています。
そういう意味で、ロングセラーとは参考書選びの重要な基準の1つになります。
もちろん人それぞれですから、最終的な判断は、あなたの肌に合うかどうかです。
自分にとってもわかりやすい解説だと感じれば、そのロングセラーは買う価値があります。