執筆者:水口貴博

参考書の賢い選び方と使い方

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ロングセラーは、おおむね当たりと考えていい。

ロングセラーは、おおむね当たりと考えていい。 | 参考書の賢い選び方と使い方

参考書とはいえ、さまざまな種類の本が書店に置かれています。

昔からある古臭い参考書もあれば、つい先日発売されたばかりの参考書もあります。

参考書で選ぶときの1つの基準になるのは「いつ発売されたか」という点です。

普通に考えれば、最近発売されたばかりの新書のほうが、時代にマッチして内容も充実しているように思えます。

新しいものを好む人や流行を追いかける人は、ここでつまずきます。

発売されたばかりの参考書は、まだ実績がないため、本当に確かな内容が含まれているかどうかは、はっきりしません。

誤字脱字のような基本的な間違いや、場合によっては試験範囲外の内容が含まれていることすらあります。

そうなると当然、時間や体力の無駄も発生しますね。

参考書に限っては、昔に発売され、現在も売れ続けているもののほうが頼りになります。

多くの受験生から長年受け入れられ続けているというのは、たしかな内容であり、わかりやすい解説が充実している証拠になります。

初版が大昔でも、どんなに表紙が古臭くても、やはり一読の価値はあります。

ロングセラーには、おおむね当たりと考えて間違いありません。

昔からヒットし続けているのは、的を射た内容が含まれている証拠になります。

内容が充実していて、わかりやすく、時代に左右されない普遍的内容が含まれているということです。

当然のごとく、誤字脱字もありません。

版を重ねるたびに、時代にマッチしていない内容は取り除かれる一方、最新の受験事情を取り入れた内容へと進化しています。

解説も、より多くの受験生に理解できるよう、わかりやすい内容になるよう改善が繰り返されています。

そういう意味で、ロングセラーとは参考書選びの重要な基準の1つになります。

もちろん人それぞれですから、最終的な判断は、あなたの肌に合うかどうかです。

自分にとってもわかりやすい解説だと感じれば、そのロングセラーは買う価値があります。

参考書の賢い選び方と使い方(4)
  • ロングセラーの参考書を選ぶ。
本のカバーは、集中力を奪う。

参考書の賢い選び方と使い方

  1. わかりやすい参考書は、優れた教師に匹敵する。
  2. 参考書があれば、授業を受ける時間と場所が自由になる。
  3. 参考書を選ぶときに必ず押さえておきたい、2つのポイント。
  4. ロングセラーは、おおむね当たりと考えていい。
  5. 本のカバーは、集中力を奪う。
  6. 本当に集中すれば、周りの様子は気にならなくなる。
  7. 参考書の浮気をしない人が、受験で合格を勝ち取る。
  8. 入門書レベルは、易しいものを選ぼう。
  9. 易しい入門書から始める真の理由とは、潜在意識をプラスに変えるため。
  10. 理解が難しい感情や雰囲気は、漫画を活用すればいい。
  11. 参考書に不明点があれば、買い換えるのではなく、わかる人に聞く。
  12. 本当に使える参考書は、2冊買ってもいい。
  13. 解説のない問題集には、落とし穴がある。
  14. 参考書をきれいに使っているうちは、まだ本当に生かしきれていない。
  15. なんとなく意味がわかる単語こそ、実は注意が必要。
  16. 教科書が主役。
    参考書は脇役。
  17. 理解できない原因は、あなたにあるのではなく、説明する側にある。
  18. 自分が「重要だ」と感じる部分は、必ずしも重要とは限らない。
  19. コピーをして抜き出せば、よく覚えられる。
  20. 試験範囲を網羅した長期用の参考書。
    理解を重視した短期用の参考書。
  21. 受験は競争だ。
    電子辞書でスピードに差をつけろ。
  22. 分量の多すぎる参考書は、挫折しやすくなる。
  23. 志望校に合格した人が使っていた参考書を使う。
  24. インターネット書店の書評を最大限に活用せよ。
  25. 参考書選びに失敗するのも、勉強の1つ。
  26. ちょっと難しいと感じるくらいがちょうどいい。
  27. 頭のいい人が合格するのではなく、精神的に強い人が合格する。
  28. 参考書の著者は、説明のプロ。
    上手な言葉を借りて、ほかの人に説明してみる。
  29. 向上心のない人と距離を置く。
    向上心のある人と深く付き合う。
  30. 「著者に対する信頼関係」ができれば、参考書への信頼も強くなる。

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