世の中には、2種類の説明があります。
わかりにくい説明は、理解するまでに時間がかかり、ストレスが多くなります。
もどかしく、聞いていていらいらします。
場合によっては、何度聞いても理解できないという内容さえあります。
一方、わかりやすい説明は、一度聞けば理解できます。
教えられる生徒の気持ちになり、図表を使って、理解できる言葉を選びながら教えてくれます。
本当にわかりやすい説明とは、聞いていて「なるほど」「へえ」「そうか」という瞬間がたくさんあります。
難しいはずの勉強ですが、なぜか元気になります。
そうさせる「わかりやすさ」があり、そう思わせる「リズム・進め方・波長」があります。
それが優秀な教師の条件であり、優秀な参考書の条件でもあります。
「教え方」は重要です。
教師選びにおいても「教え方」が重要であるように、参考書でも教え方がうまい参考書は、スムーズに学習も進みます。
以上の点から、参考書を選ぶポイントも同じです。
ここにポイントを置いて、参考書を選べばいい。
たとえ表紙が古臭かったり、風変わりであったりしても問題ありません。
値段が高くても、わかりやすい解説が充実していればOKです。
参考書の役割は、教科書では理解できない部分を補うことです。
そのためには教科書以上にわかりやすい解説であり、教科書以上に充実していることが条件なのです。