参考書でぜひ見ておきたいのは、巻末にある「著者のプロフィル」です。
多くの人が見落としがちですが、ぜひチェックしておきましょう。
まず見ておきたいポイントは、著者の「学歴」や「経歴」です。
著者の学歴が高いと、解説の言葉に信用が持てるようになります。
大学教師や有名予備校の講師の場合は、わかりやすく書かれた参考書が多い傾向があります。
いつも大勢の人の前で説明をする仕事をしているので、生徒の立場になってわかりやすく説明しています。
どのようなところでどんなことをしている人なのかという「人となり」を知ることで、著者が想像できます。
さらに顔写真があればベターです。
参考書の言葉が、先生が口にしているかのようなところを想像できるようになり、言葉がすっと頭に入ってくるようになります。
巻末にある著者プロフィルを読んでいると、だんだん著者への信頼が芽生えてきます。
「この人の言っていることなら間違いないだろう」
著者との信頼関係は心理的な影響が大きい。
信頼関係ができれば、同時に参考書内の解説に対する信用も強くなります。
言葉を受け入れやすくなり、安心して読み進めることができるようになるでしょう。
忘れてならないのは、著者プロフィルにある「ほかの執筆作品」です。
場合によっては、ほかにも参考書を手がけている場合があります。
わかりやすく説明する著者は、ほかの本を書く場合もわかりやすいです。
一度、著者への信頼関係ができると、ほかに書いている参考書が読みたくなります。
参考書とはいえ「著者との信頼関係」です。