執筆者:水口貴博

参考書の賢い選び方と使い方

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「著者に対する信頼関係」ができれば、参考書への信頼も強くなる。

「著者に対する信頼関係」ができれば、参考書への信頼も強くなる。 | 参考書の賢い選び方と使い方

参考書でぜひ見ておきたいのは、巻末にある「著者のプロフィル」です。

多くの人が見落としがちですが、ぜひチェックしておきましょう。

まず見ておきたいポイントは、著者の「学歴」や「経歴」です。

著者の学歴が高いと、解説の言葉に信用が持てるようになります。

大学教師や有名予備校の講師の場合は、わかりやすく書かれた参考書が多い傾向があります。

いつも大勢の人の前で説明をする仕事をしているので、生徒の立場になってわかりやすく説明しています。

どのようなところでどんなことをしている人なのかという「人となり」を知ることで、著者が想像できます。

さらに顔写真があればベターです。

参考書の言葉が、先生が口にしているかのようなところを想像できるようになり、言葉がすっと頭に入ってくるようになります。

巻末にある著者プロフィルを読んでいると、だんだん著者への信頼が芽生えてきます。

「この人の言っていることなら間違いないだろう」

著者との信頼関係は心理的な影響が大きい。

信頼関係ができれば、同時に参考書内の解説に対する信用も強くなります。

言葉を受け入れやすくなり、安心して読み進めることができるようになるでしょう。

忘れてならないのは、著者プロフィルにある「ほかの執筆作品」です。

場合によっては、ほかにも参考書を手がけている場合があります。

わかりやすく説明する著者は、ほかの本を書く場合もわかりやすいです。

一度、著者への信頼関係ができると、ほかに書いている参考書が読みたくなります。

参考書とはいえ「著者との信頼関係」です。

参考書の賢い選び方と使い方(30)
  • 巻末にある著者プロフィルをチェックする。
まとめ

参考書の賢い選び方と使い方

  1. わかりやすい参考書は、優れた教師に匹敵する。
  2. 参考書があれば、授業を受ける時間と場所が自由になる。
  3. 参考書を選ぶときに必ず押さえておきたい、2つのポイント。
  4. ロングセラーは、おおむね当たりと考えていい。
  5. 本のカバーは、集中力を奪う。
  6. 本当に集中すれば、周りの様子は気にならなくなる。
  7. 参考書の浮気をしない人が、受験で合格を勝ち取る。
  8. 入門書レベルは、易しいものを選ぼう。
  9. 易しい入門書から始める真の理由とは、潜在意識をプラスに変えるため。
  10. 理解が難しい感情や雰囲気は、漫画を活用すればいい。
  11. 参考書に不明点があれば、買い換えるのではなく、わかる人に聞く。
  12. 本当に使える参考書は、2冊買ってもいい。
  13. 解説のない問題集には、落とし穴がある。
  14. 参考書をきれいに使っているうちは、まだ本当に生かしきれていない。
  15. なんとなく意味がわかる単語こそ、実は注意が必要。
  16. 教科書が主役。
    参考書は脇役。
  17. 理解できない原因は、あなたにあるのではなく、説明する側にある。
  18. 自分が「重要だ」と感じる部分は、必ずしも重要とは限らない。
  19. コピーをして抜き出せば、よく覚えられる。
  20. 試験範囲を網羅した長期用の参考書。
    理解を重視した短期用の参考書。
  21. 受験は競争だ。
    電子辞書でスピードに差をつけろ。
  22. 分量の多すぎる参考書は、挫折しやすくなる。
  23. 志望校に合格した人が使っていた参考書を使う。
  24. インターネット書店の書評を最大限に活用せよ。
  25. 参考書選びに失敗するのも、勉強の1つ。
  26. ちょっと難しいと感じるくらいがちょうどいい。
  27. 頭のいい人が合格するのではなく、精神的に強い人が合格する。
  28. 参考書の著者は、説明のプロ。
    上手な言葉を借りて、ほかの人に説明してみる。
  29. 向上心のない人と距離を置く。
    向上心のある人と深く付き合う。
  30. 「著者に対する信頼関係」ができれば、参考書への信頼も強くなる。

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