執筆者:水口貴博

受験勉強の意味と理由を考える30の覚悟

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受験時代に培った勉強法は、社会に出てからも通用する世渡り術へと変化する。

受験時代に培った勉強法は、社会に出てからも通用する世渡り術へと変化する。 | 受験勉強の意味と理由を考える30の覚悟

今、私は社会人です。

学生時代は、勉強ばかりというイメージがあります。

しかし、今になって学生時代を振り返ると「単なる勉強ではなく、世渡り術を学んでいた」と痛感します。

たとえば、代表的なところでは「覚え方」です。

受験時代には、覚えやすく忘れにくい方法を使って学習を進めます。

覚える量を短く区切ったり、語呂合わせで覚えたり、声に出して覚えたりなど、方法はいくつもあります。

人によって個人差がありますから、自分の特徴に合わせた覚え方を、学生時代のうちに見つけておきます。

社会に出てから、新しい仕事で言葉や技術を覚えるときにも通用します。

先生にわからないところを教えてもらうときの姿勢も同じです。

意地を張っている人の学力は伸びません。

わからないところは、わかる人に「教えてください」と素直に教えてもらう姿勢は、受験だけでなく社会に出てからも共通です。

そういう低姿勢になり、謙虚さや人間関係術を学ぶ大切な機会です。

また、受験のように限られた時間内で、最大の効果を発揮するために、勉強のやり方を工夫する知恵が必要です。

受験時代に磨かれた時間管理術は、社会に出て、短い時間で最大の結果を出そうとするプロセスにも応用が利きます。

勉強に強弱をつけたり、優先順位を考えたりするノウハウは、仕事でもまったく共通です。

そういう意味で、受験とは社会でも十分通用する力をつける修行の場です。

学生時代は、勉強ばかりの毎日と思います。

それらはすでに、社会勉強の一環です。

学生時代はなかなかそれが実感できませんが、受験を通して得られた知恵は、社会に出てから大いに役立ちます。

すでに社会勉強が始まっているのです。

受験勉強の意味と理由を考える覚悟(28)
  • 受験を通して、世渡り術を学ぶ。
学生時代に節約は必要ない。
回収可能な抜群の投資時期と考えていい。

受験勉強の意味と理由を考える30の覚悟

  1. 旅の始まりは、ゴール地点を定めることから始まる。
  2. 「何をやりたいのか」を基準に大学を決める。
    これに勝る選択基準はない。
  3. 田舎を脱出するために勉強を始めてもいい。
  4. 未来を切り開く方法は、勉強するのが一番簡単。
  5. 限られた時間内に、合格点を目指すのが受験勉強。
  6. ハイレベルの大学を目指して、勉強への勢いをつけろ!
  7. モテたければ、賢くなるのが一番。
  8. 「勉強しなければならないこと」より「勉強しなくていいこと」をはっきりさせる。
  9. 合格に関係のない勉強は、合格した後にすればいい。
  10. 志望校は宣言せよ!
  11. 真剣に勉強するから、適正が見えてくる。
  12. 勉強は、始めたばかりのころが一番大変。
    しばらく続けていれば、楽になる。
  13. 「勉強が嫌い」と拒むのは簡単。
    それを乗り越える訓練をしている。
  14. 今の勉強が、役立っているところを想像する。
  15. 参考書以外に必要で大切な本がある。
  16. やる気がなくても、とりあえず体を動かす癖をつける。
  17. 友人と行動してばかりの勉強は進みにくい。
  18. 「昨日わからなかったことが、今日からわかるようになる」これが勉強の面白さ。
  19. 恋人がいると受験に失敗するのは、嘘。
  20. 禁欲的な生活を避けつつ、勉強に集中できる工夫がある。
  21. 覚えられない理由を頭の悪さにしない。
    きちんとした勉強法を学ぶこと。
  22. 勉強ばかりできる今だからこそ、後悔しないように専念する。
  23. 勉強にもウォーミングアップが必要。
  24. 長丁場の試験勉強では、2種類の計画が必要になる。
  25. 勉強するほどでもない短い時間を、最大限に活用。
  26. 得意分野から始める真の理由とは、自信をつけるため。
  27. 「ここに来れば、なぜか集中できる」という場所を見つけよう。
  28. 受験時代に培った勉強法は、社会に出てからも通用する世渡り術へと変化する。
  29. 学生時代に節約は必要ない。
    回収可能な抜群の投資時期と考えていい。
  30. 学力の差がつく瞬間は、朝ご飯を食べるときから始まっている。

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