東京国立博物館には、銅鐸を鳴らせるコーナーがあります。
銅鐸は弥生時代に使われていた祭器です。
豊作を祈願する祭事のとき、鳴らして使っていました。
実際に鳴らしてみると、音色や響き方がよくわかります。
想像が膨らみ、弥生時代のイメージがよりリアルになるのです。
福岡市博物館では、火縄銃を手に持てるコーナーがあります。
レプリカではありますが、作りや重さは本物と同じであり、持ったときの感覚がよく伝わってきます。
実際に手にすると、想像以上の重さに驚かされます。
「火縄銃ってこんなに重いのか。肩が凝るなあ。正確に命中させるのは、さぞ大変だっただろうな」と感じます。
戦国時代に武士が味わっていた苦労が想像できるのです。
国立歴史民俗博物館では、寺子屋を体験できるコーナーがあります。
自分が生徒役になって、当時の授業内容を体験できます。
江戸時代の文字の書き方を試したり、古文書を読んだり、すごろくで遊んだりと、さまざまな体験ができます。
子どもはもちろん、大人も参加可能です。
実際に体験してみると「寺子屋はこんな雰囲気だったのか」と身をもって理解できるのです。
造幣局本局にある造幣博物館では、千両箱の重さを体験できるコーナーがあります。
実際に持ち上げてみると、本当に重くて大変です。
「さすが千両箱。腰を痛めてしまいそう。こんなに重いと、持ち運びが大変だっただろうな」と思います。
当時の人々の苦労がイメージできるのです。
実際に体験できるコーナーがあれば、どしどし利用しましょう。
そこを恥ずかしがって遠慮するのは、もったいないことです。
体験には五感が伴うため、記憶にもしっかり残り、思い出にもなるのです。
一度でも体験してみると、様子や雰囲気がよくわかります。
イメージが具体的に膨らみ、学びの助けにもなります。
たとえば、歴史関係の体験がすれば、歴史の教科書を読むときの理解がぐんとスムーズになるのです。
なにより、体験は楽しいものです。
何らかの驚きや発見があります。
お金がかかるとしても、体験には価値があります。
体験コーナーは「楽しい」「面白い」「勉強になる」の3拍子がそろっているのです。