使い切った歯磨き粉チューブがあります。
ぺしゃんこの形になっていて、もう歯磨き粉は残っていません。
しかし、捨てるのはまだ早い。
ぺしゃんこになった歯磨き粉のチューブは、すべて中身がなくなったとは限りません。
ぎゅっと力を入れてみましょう。
チューブを絞ったり端のほうを押してみたりして圧力を加えます。
すると、もう1回分の歯磨き粉が出てきます。
ぎゅっとひねり出したものですが、普通に使える歯磨き粉です。
1回分の歯磨き粉が得られてラッキーです。
ぎゅっと力を入れても出てこなくなったとき、本当に使い切ったことになります。
チャンスも同じです。
チャンスを使い切っても、そこで終わりにしてはいけません。
ぺしゃんこになっているからといって、すべてなくなったとは限りません。
もっと力を入れてください。
もっと押して、もっとひねって、もっと粘ってみましょう。
使い切った歯磨き粉のチューブのように、もう1回分のチャンスが出てきます。
せっかく得られたチャンスは、最後の最後までしっかり使い切ることです。
なくなったように見えても、実はまだ少し残っていることに気づいてください。
ぎゅっと力を入れれば、もう1回分はいけるのです。