「自信がない」と言う人がいます。
「音痴だから、上手に歌える自信がない」
「私は不器用だから、うまく裁縫する自信がない」
「私は運動神経が悪いから、うまくダンスできる自信がない」
興味はあるものの、音痴・不器用・運動神経のなさを理由に、始めるのをためらう人がいます。
これは誤解です。
習い事を始めるのに、自信は不要です。
むしろ「自信がない」と思うことほど、やったほうがいいのです。
「音痴だから、上手に歌える自信がない」というのは誤解です。
音痴であっても、普通に歌を習うことはできます。
歌を習うからこそ、音痴が少しずつ克服され、上達していくのです。
歌うことの楽しさを十分味わえるし、教室で友人ができることもあります。
「私は不器用だから、うまく裁縫する自信がない」というのも誤解です。
不器用であっても、シンプルなものなら、すぐ取り組めます。
続けていくうちに少しずつ手先が器用になり、自信もついてきます。
「私は運動神経が悪いから、うまくダンスできる自信がない」というのも誤解です。
運動神経が悪くても、音楽に合わせて体を動かす喜びはあります。
むしろ運動が苦手だからこそ、ダンスを通して運動神経が鍛えられていきます。
そもそも習い事は競争でもありません。
勝ち負けを争うものでもありません。
上達が他の人より遅くても、迷惑をかけることはありません。
習い事は、自分のペースで成長を楽しむ場です。
安心して取り組めばいいのです。
「自信がない」なんて言わないことです。
それを言い始めたら、何も始められなくなります。
誰でも最初は、自信ゼロからのスタートです。
もともとうまい人は、始める時期が少し早かっただけのことです。
自信のあるなしは、いったん脇に置いてください。
習い事は、誰でも始められます。
「もともと素質がないといけない」「もともと能力がないといけない」というのは、大きな誤解です。
「センスがないと始めてはいけない」というルールもありません。
音痴や不器用でもいいし、センスや才能がなくてもいいのです。
大切なのは「興味があるかどうか」であって「自信があるかどうか」ではありません。
興味があるのなら、自信の有無に関係なく、始めてみましょう。