習い事を始めるとき、理由にこだわっていませんか。
「理由というからには立派で筋の通ったものでないといけない。不純な理由や軽い動機ではいけない」
そんなふうに思う人もいるかもしれません。
特に就職活動を経験した人は要注意です。
「志望動機は立派なものでなければいけない」という訓練を繰り返した結果、その価値観がこびりついていることが多い。
「変な動機だとかっこ悪い」「曖昧な理由だと笑われるのではないか」と不安になり、行動にブレーキをかけることが多いのです。
しかし、これは誤解です。
習い事は、就職活動ではありません。
習い事と就職活動はまったく別物です。
人事担当者に評価されるわけでもなければ、面接で厳しい指摘を受けるわけでもありません。
習い事は自分が楽しみ、成長するためにするものです。
始めるにあたり、難しく構える必要はないのです。
始める理由は何でもいいのです。
「興味があるから」という理由もOK。
「新しい自分に出会うため」という理由もOK。
「モテるため」という理由もOK。
「健康を維持したいから」「運動不足を解消したかったから」「何か新しいことを始めたかったから」などの理由でもかまいません。
どれも立派な理由です。
大きな理由である必要はなく、ささいな理由であってもいいのです。
もちろんふわっとした理由もありです。
「友人に誘われたから」「特典がついていたから」「自宅から近かったから」という理由も大いに結構。
そのくらいシンプルなほうが始めやすく、結果として長続きすることも多いのです。
動機の良しあしにこだわっていると、始められるものも始められません。
「こんなささいなことで始めてもいいのかな」と思ったら、ゴーサインで行きましょう。
とにかく行動を起こすことが大切です。