ネットのショッピングサイトでは、一定額以上の買い物で送料が無料になることがあります。
たとえば「3,500円以上の購入で送料無料」といった条件です。
しかし、欲しいものが1つだけで、その金額に届かないと、送料がかかってしまいます。
「送料無料が当たり前」と思っていると、送料を払うのがもったいなく感じてしまうもの。
「何とか送料を無料にしたいなあ。ほかに何か買うものはないかな。ついでに何か買ってみようかな」
そんな考えが頭を巡って、追加で購入しようと思うことがあるのではないでしょうか。
ここが落とし穴です。
もちろん必要なものを一緒に買うのであれば問題ありません。
日頃からよく使う消耗品あって、たまたま必要なタイミングと重なっているなら、一緒に購入すればいいことです。
しかし、そうでなければ、まさに「余計な出費」です。
買った後「やっぱりいらなかったね」「衝動買いだったな」と後悔するのがオチです。
さほど欲しくないものを「送料無料」という特典を得たいがために買ってしまう。
これこそ典型的な無駄遣いです。
たとえ送料が無料になっても、余計なものを買っていたら、結局は損になるのです。
この現象のことを「送料無料の罠」といいます。
得したい気持ちが強すぎて、実際は損をしていることに気づかないのです。
いつの間にか「目的のすり替え」が行われていることに気づくことです。
知らず知らずのうちに「商品が欲しいから」ではなく「送料を無料にしたいから」という目的になっているのです。
そもそも送料は無料が当たり前ではありません。
本来は「かかるのが普通」です。
送料が無料なのは、お店側が負担しているサービスにすぎません。
配送業者にはきちんと送料が支払われているのです。
たしかに送料無料は魅力的です。
「送料無料」は、私たち消費者にとって嬉しいサービスなのは間違いありません。
だからといって、余計なものまで買ってしまっては本末転倒。
送料がもったいないと感じても、余計な出費のほうがよほどもったいないといえます。
いらないものを買ったら、自宅に物が増え、スペースを圧迫することにもなります。
「送料無料のせいで、いつの間にか無駄遣いが増えていないか」
ときどき自分の購買行動を振り返ってみましょう。
無駄遣いを減らすなら、たとえ送料がかかっても、本当に必要なとき、その都度買うのが賢明なのです。