世の中には「入場無料の催し物」があります。
動物園・美術館・博物館などでも「入場無料の日」が設けられていることがあります。
無料ですからまったくお金がかかりません。
財布がなくても楽しめます。
経済的な負担がゼロなので「ちょっと行ってみるか」と気軽に足を運べるでしょう。
無料だからといって価値が低いとは限りません。
無料とは思えないほど貴重な体験ができたり素晴らしい芸術に触れたりできることが少なくありません。
なんて素晴らしいのでしょう。
「ラッキー!」と喜べ、得した気分になるでしょう。
もちろん入場無料は素晴らしいことですが、ここでよくあるケースがあります。
「普通に喜んで終わり」というケースです。
また無料ということもあって、集中力や注意力が低下する傾向もあります。
心の中で「どうせ無料なのだから」と思ってしまい、だらだらした気持ちになりやすい。
もちろん無料に喜ぶのはいいのですが、それで終わりにするのではありません。
大切なのは「感謝の気持ち」です。
入場無料の催し物であっても、感謝の気持ちを持つことが大切です。
感謝の気持ちを持てば、気持ちがしゃきっと引き締まります。
注意力や集中力が高まって、一つ一つを丁寧に楽しもうと思えます。
たとえば、入場無料のアート展示会があるとします。
「無料でアートを楽しめるのはありがたい」と思うことです。
感謝の気持ちを持てば、一つ一つを丁寧に鑑賞するようになり、しっかりアートを楽しめるようになります。
入場無料のコンサートでも、感謝の気持ちを持つことです。
「無料で素晴らしい音楽を生で聴けるなんてありがたい」と心の中で手を合わせましょう。
感謝の気持ちを持てば、五感が研ぎ澄まされ、吸収力も高まります。
音楽が心の奥まで響き渡り、きちんと感動できるようになります。
入場無料だからといって、お金のやりとりがゼロというわけではありません。
実際にはお金がかかっていて、誰かがあなたの代わりにお金を出していることが大半です。
スポンサー企業がいることもあれば、主催者が出資しているケースもあります。
表向きは入場無料であっても、催し物の舞台裏では、代わりに負担している誰かがいることを知っておくことです。
お金の流れを意識すると「楽しませていただきます」という気持ちになって、積極的に楽しめます。