日常では緑茶を楽しむことがあります。
自分でお湯を沸かして作ることもあれば、客先で緑茶をいただくこともあるでしょう。
市販のペットボトルの緑茶を、湯飲みに入れて飲むこともあるはずです。
着目してほしいのは「緑茶の飲み方」です。
緑茶を飲むとき、どんな飲み方をしていますか。
緑茶を入れて、すぐ飲むのではありません。
まずじっくり緑茶を眺めて、色と香りを楽しみましょう。
緑茶の素晴らしいところは、なんと言っても「色」と「香り」です。
美しい緑色といい爽やかな香りといい、癒しの効果が抜群です。
緑色は、癒しの色とされています。
見ているだけでほっとしてリラックスできるでしょう。
森林に行くとほっとするのは、そこが緑いっぱいの世界だからです。
香りも爽やかで癒されます。
特に温かい緑茶は湯気が立っていて、いい香りがするでしょう。
もちろん冷たい緑茶でも、鼻を近づけると、ほのかに香りを楽しめます。
慌てて緑茶を飲むのは要注意です。
慌てた飲み方をすると、癒しの効果が得られません。
どれだけ美しい緑色や爽やかな香りがあっても、それに気づかなければ、ないも同然です。
緑茶は、ゆっくり落ち着いて飲むものです。
湯飲みに注がれた緑茶は、飲む前にまず色と香りを楽しみましょう。
まずしばらくお茶を見つめましょう。
美しい緑色が目に映り、うっとりした気分になるでしょう。
次に鼻を近づけ、香りを楽しみましょう。
爽やかな香りを嗅ぐと、ほっと落ち着くでしょう。
色と香りを楽しめば、体の緊張がほぐれていき、ストレスが消えていくのがわかります。
緑茶の醍醐味は、味だけではありません。
色と香りも醍醐味です。
色と香りを楽しむことは、緑茶の癒し効果をしっかり享受することになります。
忙しくてばたばたしているときもあるでしょう。
現代人は時間に追われ、心に余裕がなくなっています。
だからこそ、緑茶の出番です。
時間に余裕がないときでも、せめて緑茶を飲むときくらいは足を止め、色と香りを楽しんでください。
忙しくても、ほんの数秒のことですから難しくないはずです。
緑茶の色と香りに助けられ、穏やかな気持ちが戻ってきます。
忙しい現代人こそ、緑茶に助けてもらいましょう。
失いかけていた心の余裕を取り戻せるのです。