初めての経験に対する受け止め方は、テンションに違いを生みます。
テンションが低い人は、初めての経験におびえます。
「失敗するのが怖い」
「恥をかくかもしれない」
「できるかどうかわからない」
不安と恐怖を感じ、初めての経験を避けようとします。
たしかに初めての経験を避ければ、失敗も避けることができ、恥をかくことはないでしょう。
安心という意味では、慣れたことをするのが最も確実です。
しかしそれでは、受ける刺激も一定のまま。
毎日同じことの繰り返しになるため、刺激も単調になる。
生活から変化が失われると、身も心も緩みやすくなる。
結果として、日々のテンションにも悪影響を与えるのです。
テンションの高い人は、初めての経験にわくわくします。
「初めてですが、やってみます」
「面白そうですね。楽しそうですね」
「いい勉強になりそうです」
もちろん少し怖い気持ちはありますが、それ以上に嬉しい気持ちのほうが勝っています。
すべて前向きに捉え、自分の成長として受け止めます。
「とりあえず挑戦してみる」という姿勢でもいいのです。
初めての経験ができる場面とは、確実に新しい世界を知ることができる場面でもあります。
確実に自分の成長が保証されているのですから、これほど嬉しいことはありません。
そもそも初めてのことに経験できること自体「ラッキー」と思うことです。
人によっては、経験したくてもできない場合さえあります。
見方を変えると、初めての経験ができる場面とは、恵まれた状況でもあります。
経験の希少性を理解しているから、ますますわくわくして、テンションも高くなるのです。