公開日:2023年6月21日
執筆者:水口貴博

人生の落とし穴を避ける30の方法

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敗因を分析することはあっても、勝因を分析する人は少ない。

敗因を分析することはあっても、勝因を分析する人は少ない。 | 人生の落とし穴を避ける30の方法

負けたときは、敗因を考えます。

「なぜ負けたのか」「何がいけなかったのか」と、きちんと結果を受け止め、負けた原因を探ります。

負けたときは、悔しさや悲しさがあります。

問題意識があるため、同じことが繰り返されないよう、徹底的に敗因を分析するものです。

敗因の分析は、誰でも必死になるものです。

問題点を洗い出し、悪い点を改善すれば、きっと次は勝利を手にできるでしょう。

一方、勝ったときは、勝因を考えることが少ない。

「やった」「嬉しい」「おめでとう」と喜んで終わりです。

勝ったときは、悔しさや悲しさがありません。

特に問題意識もないため、勝因をスルーしがちです。

これは良くありません。

負けたときに原因があるように、勝ったときも原因があります。

勝利に浮かれてばかりではいけません。

勝ったときも、負けたときと同様、きちんと原因を考えましょう。

「なぜ勝てたのか」「何が良かったのか」と、勝った原因を探ることです。

勝因を分析できれば、次回に生かせます。

勝因をより強化すれば、今後の展開をますます有利に進められます。

素直に喜べない勝因

さて、勝因なら何でも良いとは限りません。

例外として、素直に喜べない勝因があります。

それは「運」です。

勝因を分析すると「運が良かっただけ」というケースが少なくありません。

運のおかげで勝てたのなら、イエローカードです。

素直に喜んではいられません。

運は再現性がないからです。

「勝てたのは偶然」ということになります。

「とにかく勝ったから良かったじゃないか」と考えるのはNGです。

運のおかげで勝てたのなら、本当に勝っているとは言えません。

運がなければ、負けていたことになるからです。

実力があるように錯覚しやすいため、注意したいところです。

勝因が「運」である場合は、実力を過信せず、謙虚な姿勢で反省しましょう。

運を抜きにすると、気になる点が見つかるはずです。

気になる点を今後の課題として改善していきましょう。

運がなくても勝てるような状態にするのが理想です。

人生の落とし穴を避ける方法(21)
  • 勝ったとき、喜んで終わりにするのではなく、きちんと勝因を分析する。
  • 勝因が「運」という場合は、実力を過信せず、謙虚な姿勢で反省する。
騙すことでうまくいっても、一時的。

人生の落とし穴を避ける30の方法

  1. 嫌な仕事をするから、お金が貯まらない。
    好きな仕事をすれば、お金が貯まる。
  2. やたら「正義」を口にする人には注意する。
  3. 初心者が上級者コースに挑むことほど、危険なことはない。
  4. あなたは今、財布にいくら入っているか即答できるか。
  5. 理解できないからといって、人の趣味を否定しないこと。
  6. ファスナーの寿命は、持つ人によって差が出る。
  7. 診察のとき、患者の顔を見ないお医者さんとは、信頼関係を結べない。
  8. 助けを求めることも勇気だ。
  9. 成功の保証を求める人は、チャレンジができない。
  10. あらゆるトラブルは「これも人生の醍醐味」の一言で乗り越えられる。
  11. お酒の場で交渉を持ちかける人とは関わらない。
    お酒の場で交渉を持ちかける人にもならない。
  12. 軽率な振る舞いは、命に関わる。
  13. 「大変なほうを選ぶ」とルールを決めておくと、自然に勇気が鍛えられる。
  14. 重い荷物でチャンスを失う。
  15. 完璧な人間であろうとすると、最終的にどうなるのか。
  16. 料理に文句ばかり言っていると、もっと大変なことになる。
  17. 男性でもレディースを選んでいい。
    女性でもメンズを選んでいい。
  18. 手を使うべきところで、足を使っていませんか。
  19. 朝起きて疲れが取れていないのは、何かがおかしい。
  20. スーパーのはしごで節約できても、時間の無駄・余計な出費が増えては意味がない。
  21. 敗因を分析することはあっても、勝因を分析する人は少ない。
  22. 騙すことでうまくいっても、一時的。
  23. 「ぎりぎりにならないとできない」という人は、悪い自己暗示にかかっているだけ。
  24. 誰かを批判することもあっていい。
    ただし、自分も批判される覚悟を持つこと。
  25. アドバイスは、度が過ぎると、余計なお節介になる。
  26. 「水でいいです」という言い方は、水に対して失礼だ。
  27. お店からの特別扱いを当たり前に感じ始めたときが危ない。
  28. 太っていると思い込んでいると、どこまで痩せても終わりがない。
  29. 「仕事を断らない主義」は、立派であっても非常にリスキー。
  30. 過去の成功例にとらわれてはいけない。

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