執筆者:水口貴博

心に響く30の言葉

7

自分の才能を開花させるには「捨てる覚悟」が必要。

自分の才能を開花させるには「捨てる覚悟」が必要。 | 心に響く30の言葉

才能を開花させるには、どうすればいいのでしょうか。

そのヒントは「捨てること」にあります。

たとえば、スポーツの短距離走・長距離走で考えてみます。

短距離走で勝つには、長距離走を捨てなければいけません。

一方、長距離走で勝つには、短距離走を捨てなければいけません。

短距離走も長距離走も「走る」という点は同じでも、それぞれ鍛えなければいけないポイントが違います。

両方で1番を取ろうとすると、共倒れになるでしょう。

長距離走を捨てたとき、短距離走のトレーニングに集中でき、才能を開花できます。

短距離走を捨てたとき、長距離走のトレーニングに集中でき、才能を開花できます。

捨てることは、選択と集中を徹底することになるからです。

スポーツに限りません。

将棋のプロになるなら、チェスを捨てなければいけません。

チェスのプロになるなら、将棋を捨てなければいけません。

将棋もチェスも「駒を動かす」という点は同じでも、それぞれ勝負のポイントが違います。

チェスの専門家は、将棋を捨てたとき、チェスの勉強に集中でき、才能を開花できます。

将棋の専門家は、チェスを捨てたとき、将棋の勉強に集中でき、才能を開花できます。

これはビジネスでも共通です。

特定分野の専門家になるから、それ以外の道を捨てる覚悟が必要です。

もちろん才能の芽があることが前提ですが、どの世界においても、才能を開花させるには捨てることが欠かせません。

私たちは、何でもできるスーパーマンを夢見がちですが、実際は難しいのが現実です。

捨てることによって、選択と集中が徹底され、才能の開花に近づけます。

プロに共通していることは、余計なものを捨てている点です。

一流のプロであればあるほど、多くのものを捨てて、限りある資源を1点に集中させています。

捨てたからといって必ず才能を開花できるわけではありませんが、才能を開花させている人は必ず捨てています。

欲張って、あれもこれも手を出さないこと。

「捨てられない」と言っているのは、本気で才能を開花させるつもりがなく、プロになる覚悟が甘いと言えます。

余計なものを捨てることは、プロになるための登竜門です。

捨てることができないと、プロにはなれません。

すべてを手に入れたいと思うのは正直な気持ちですが、才能を開花させ、プロになるにはどうしても捨てる作業が必要です。

捨てる対象はさまざまです。

物かもしれない。

趣味や娯楽かもしれない。

特定の人付き合いかもしれない。

一度に捨てるのが難しいなら「自分の専門には関係ない」と断言できるものから捨てていくといいでしょう。

何かを1つ捨てることができれば、2つ目や3つ目も捨てやすくなります。

才能の芽を見つけたら、その芽がつぶれる前に余計なものを捨て、限りある資源を集中させてください。

できれば、肝心なこと以外はすべて捨ててしまうくらいでかまいません。

自分の才能を開花させるには「捨てる覚悟」が必要なのです。

心に響く言葉(7)
  • 才能を開花させるために、余計なものは捨ててしまう。
第一志望を受験しなければ、合格の可能性はゼロ。

心に響く30の言葉

  1. いいことがあるから、いい顔をするのではない。
    いい顔をするから、いいことがある。
  2. 褒め言葉は、いきなり否定するものではなく、まず感謝するもの。
  3. 失敗が悪いわけではない。
    失敗を隠そうとするのが悪いのだ。
  4. 幸福は気づきにくい。
    不幸は気づきやすい。
  5. 完全にぼうっとするのではない。
    問題を意識しながらぼうっとする。
  6. 世の中に完全な理解はない。
    「理解は誤解の一種」と心得る。
  7. 自分の才能を開花させるには「捨てる覚悟」が必要。
  8. 第一志望を受験しなければ、合格の可能性はゼロ。
  9. おしゃれでも、元気がないと、魅力的に見えない。
    おしゃれでなくても、元気があると、魅力的に見える。
  10. 他人の魅力は、真似するものではなく、参考にするもの。
    自分の魅力は、作るものではなく、引き出すもの。
  11. やりたいことをやっている人は、成果にかかわらず、かっこいい。
  12. 本当にかっこいい人は、良いところだけでなく、ダメなところを見せられる人だ。
  13. 始めるきっかけは何でもいい。
  14. 明けない夜はない。
    やまない雨もない。
    過ぎ去らない嵐もない。
  15. 頭で考えるのは大切。
    心で感じるのはもっと大切。
  16. 当たり前の生活習慣は、簡単であっても一番大変。
  17. 車のハンドルは「遊び」があるから、安全運転できる。
    人生も「遊び」があるから、うまくいく。
  18. 友情の絆は、急にできるものではなく、育てていくもの。
  19. 友情・愛情で大切なのは、物理的な距離より精神的な距離。
  20. 現在は1つしかない。
    未来は無限にある。
  21. 人生の扉を切り開く鍵は、あなたの心の中にある。
  22. 肉体は消耗品。
  23. 知識の偏りを恐れるな。
    知識は偏りがあって正常。
  24. 注意されるうちが華。
    注意されていらいらしたら、心の小さい自分を反省する。
  25. 屈辱は、恥で終わるものではなく、バネにして晴らすもの。
  26. 前回の話を思い出せないのは、真剣に聞いていなかった証拠。
  27. 普段から頭を下げておかないと、大切な場面で頭を下げにくくなる。
  28. 1日1日がチャンス。
  29. 邪念が湧いて良心を失いそうになったら、天から神様が見ている様子をイメージしよう。
  30. 心に響いた名言が、あなたの人生を変える。

同じカテゴリーの作品

3:57

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION