人から聞く話には「いい話」と「悪い話」があります。
いい話だけ聞いて、悪い話は避けたいと思いますが、なかなかそうもいきません。
人から悪い話を聞かされることもあります。
いい話と悪い話の受け止め方によって、テンションにも差が出ます。
テンションが低い人は、悪い話を信じて、いい話を信じない傾向があります。
たとえば「○○さんがあなたの悪口を言っていた」という話は「知らなかった。ひどい」と思ってすぐ信じます。
実際は本人が言っていない可能性もありますが、悪い話は信頼性を確かめず、愚直に信じます。
その一方で、いい話はあまり信じようとしません。
「○○さんがあなたのことを褒めていたよ」と言われても「そんなの嘘に決まっている」と拒んで、信じようとしません。
たとえ本当のことであっても、信じるまでに時間がかかります。
自分に不都合な話だけを聞き入れる癖があるため、なかなか明るい気持ちになれないのです。
テンションが高い人は、悪い話もいい話も、確かめてから信じます。
特に悪い話は、すぐ信じるのではなく、まず真実なのかどうか確かめようとします。
「○○さんがあなたの悪口を言っていた」という話は、できるだけ本人に確かめます。
自分に悪いところがあれば早めに謝り、仲直りしようとします。
一方でいい話も、確かめてから信じます。
「ここでしか売っていない商品です」といううまい話があっても、それが本当なのか確かめてから決断と行動に移します。
いい話も悪い話も、確かめてから信じようとするので、余計なトラブルを避けることができます。