元気がないとき、どんな態度になるか。
ここで、テンションの差がつきます。
テンションが低い人は、元気がないとき、下を向いてため息をつきます。
一見すると、当たり前の行動です。
誰でも元気がないときは、下を向きがちになり、自然とため息も出るでしょう。
しかし、当たり前すぎるのです。
そこに元気を出そうとする挑戦も改善もない。
ただ元気がない自分を受け入れ、うつうつした時間を過ごしたままになっています。
一方、テンションの高い人は、元気がないとき「ある心がけ」をします。
元気がないときでも、上を向いて空元気を心がけようとします。
元気がなくても、元気があるふりをしていいのです。
うわべだけでもいいので、元気があるように見せかける。
張りのある声を出す。
自分に鞭を打って、きびきび動こうとする。
意識をして目線を上げようとします。
そうすると、だんだん本当に元気が出てきます。
これが「気持ちをコントロールする」ということです。
「空元気でいいのか」と思いますが、いいのです。
むしろ立派です。
たとえ演技であっても「自分を変えたい」「前向きに明るくなりたい」というポジティブな心の表れです。
テンションは、元気がないときこそ、上げるもの。
空元気でも、わざと元気を演じていれば、だんだんテンションも高くなります。