テンションの低い人がよく口にする言葉は、悪態です。
人の悪口を言ったり、根拠のない中傷をしたり、他人の失敗を笑ったりします。
「嫌だね。最悪だね」
「あの人は本当にばかだね」
「どうせすぐ諦めるだろう。失敗するだろう」
悪態をつくと、一時的に心が晴れて、すっきりするような気がします。
誰かを見下したりけなしたりすることで「自分はまだ大丈夫」と思えるのかもしれません。
しかし、悪態の内容は、結局のところネガティブの塊です。
一瞬ストレスが発散できたような気がしても、話しているうちに自分の気分も悪くなります。
話している雰囲気も悪くなり、元気になるどころか、さらにテンションが下がっていくのです。
テンションの高い人は、いつも褒め言葉を言っています。
相手の長所を見つければ「すてきだね。素晴らしいね」と褒めます。
相手の服装にセンスが感じられれば「今日は特別おしゃれだね」と褒める。
スポーツ選手の快挙のニュースがあれば「すごいね。私たちも負けていられないね」と励まし合います。
言葉にしていることがポジティブなので、さらにテンションを上げていけます。
自分が発する言葉は重要です。
自分が発する言葉は、自分が聞く言葉でもあります。
口にする言葉の内容によって、本人のテンションを決めることになるのです。