スムーズに別れられる工夫の1つにあるのが、手切れ金です。
手切れ金とは、恋人関係を終わりにする償いとして、相手に支払うお金のことです。
夫婦が離婚するときの慰謝料や和解金に近い存在と考えれば、わかりやすいでしょう。
別れには精神的な苦痛が伴いますが、お金がある程度癒してくれるのも事実。
手切れ金を活用することで、別れ話がスムーズになることがあります。
もちろん恋人と別れるために、わざわざ手切れ金を準備するのは少し大げさかもしれません。
しかし、誠意や感謝を伝えたければ、円滑に別れ話を進める工夫の1つとして有効でしょう。
手切れ金の金額は、付き合っている期間が長ければ長いほど、大きくなるのが一般的です。
場合によっては、かなり大きな金額になる可能性もあります。
たとえば、婚約中の別れ話では、大きめの金額を設定したほうがいいでしょう。
浮気など、自分の落ち度で別れる場合も同じです。
また任意ですが、手切れ金によるトラブルを防ぐため、契約書類などを作っておくと安心です。
お金で解決するのは下品な気がするかもしれませんが、誤解です。
そもそもお金は道具です。
道具を道具らしく使うのは、まっとうなことです。
特に別れ話がこじれたときは、最後の手段として、手切れ金が大きな威力を発揮するはずです。
お金で人の心を動かすわけではありませんが、物事をスムーズにさせる道具として活用できるのは事実。
難しい状況に直面したときは、選択肢の1つとして検討する価値はあるでしょう。