商売を始めるなら、自分の勝てる領域を見極めることです。
勝てる領域を意識せずに始める商売は、ギャンブルと同じです。
「市場が大きいから」
「儲かりそうだから」
「人気になっているから」
テレビやニュースで話題になっていると、ついその方向に流されがちです。
儲かっているなら、自分も少し頑張れば、できそうな気がしてしまう。
しかし、どんなに市場や人気が大きくても、勝てなければ意味がありません。
人気のある領域は競合が多く、激しい争いになるのは確実。
興味のないことをやっても気持ちが続かず、サボりがちになるでしょう。
不得意なことをしても、なかなか思うようにいかず、ストレスになるに違いありません。
ひとたび商売を始めると、激しい競争の世界です。
勝ってこそ意味があり、勝たなければ、去るのみです。
商売を始めるなら、市場や人気は小さくていいので、確実に勝てる領域で戦う。のが得策です。
自分の得意や長所を生かして「これなら1番になれる」という領域を見つけることです。
勝てる領域で確実に勝っていけば、ひとまず生き残れます。
領域が広いなら、仕事を細かく分けていけば、勝てる領域を見つけやすくなります。
他人の半分の努力で、倍の結果を出せる領域が、必ずどこかにあるはずです。
「自分がやりたいこと」「自分ができること」「世間が求めていること」の3つが重なる分野を探すことです。
確実に勝てる領域を見つければ、商売の半分は成功したようなものです。