執筆者:水口貴博

お金の悩みと苦労を減らす30の方法

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お金の誓いを立てておく。「借金を頼まれたら必ず断る。貸すくらいならあげる」

お金の誓いを立てておく。「借金を頼まれたら必ず断る。貸すくらいならあげる」 | お金の悩みと苦労を減らす30の方法

お金を貸すぐらいならあげたほうがいいのです。

貸したお金は返ってこないと思ってください。

借りるときは「必ず返すから!」と平身低頭で懇願されますが、十中八九、返ってきません。

簡単に約束を破られます。

借金は、貸したほうは覚えていても、借りたほうは忘れます。

金銭トラブルは、人間関係を引き裂きます。

お金が返ってこないことで相手を恨むことになり、人間関係が壊れます。

こうしたことにならないためにも、借金を頼まれたら必ず断ることが大切です。

ところがです。

頭では「断ったほうがいい」とわかっていても、いざ直面すると、これがなかなか難しい。

何度も頭を下げながら「どうかお願いします!」と涙目で頼まれると、非常に断りにくい。

感情に訴えかけられると、断ることに良心が痛みます。

大切な人であればあるほど、必死の懇願を無視しにくいもの。

だんだん気持ちが揺らいできて「まあいいか」となり、ついお金を貸すことになります。

そして案の定、貸したお金は返ってきません。

「お金を返してほしい」と言えば、冷たい人として扱われ、恩をあだで返されます。

人生の法則のとおり、お金と友人の両方を失うことになります。

「やはりあのときお金を貸すべきではなかった」と後悔することになるのです。

こうした事態にならないためにも、今のうちに「お金の誓い」を立ててください。

「借金を頼まれたら必ず断る。貸すのであればあげる」と。

普通に意識をするのではありません。

正式に誓いを立てるのです。

誓いを立てておけば、いざというとき、強い決断力を発揮できます。

友人から「そんな人だと思わなかった」と非難されても、心を鬼にして断ることです。

大げさなことではありません。

大切な友人を失うかどうかを決める、重要な誓いです。

どうしてもお金を貸せないときは、あげるほうがましです。

あげるには金額が大きすぎることもあるでしょう。

全額である必要はなく、一部でもかまいません。

10万円の借金を頼まれたら、1万円をあげます。

あげる金額は「頼まれた金額の10分の1」が目安です。

全額は負担できなくても、一部であれば負担が小さくなるでしょう。

あげてしまえば、お金のことで気に病むことがなくなり、精神衛生がよくなります。

少なからず助けたことになるので、友人関係が壊れることはありません。

友人は人生の財産ですから、接し方は慎重になりたい。

お金を失うことになっても、友人を失うことはなくなるのです。

お金の悩みと苦労を減らす方法(27)
  • 「借金を頼まれたら必ず断る。貸すくらいならあげる」という誓いを立てておく。
  • あげる金額は「頼まれた金額の10分の1」を目安にする。
右肩上がりはずっと続かないが、ずっと続くような努力は必要。

お金の悩みと苦労を減らす30の方法

  1. お金のない状況が、頭と体を鍛えるチャンスを生む。
  2. 自分が支払ったお金の行き先について、考えてみる。
  3. 個人的に無駄遣いと感じることは、社会から見れば、ありがたいこと。
  4. ついてない出来事があったのではない。
    厄払いができたのだ。
  5. 真剣さを生むには、身銭を切るのが一番。
  6. 風水を気にするより、部屋の掃除をしよう。
  7. 金運を上げたければ、財布の掃除と整理整頓。
  8. 交流会で自然に話しかけるときの、便利な一言。
  9. 領収書や明細書は、本当に必要な買い物だったか、客観視できる資料。
  10. 店員が見やすいようにお金を置くと、自分の気持ちが明るくなる。
  11. 本や映画を「値段が高い」と考える人は、金運が逃げる。
  12. 家族を大事にすればするほど、金運も上がる。
  13. 忙しくても、年に1回は実家に帰省したい。
  14. 裕福な家に生まれてこなかった人生の愚痴を言っても仕方ない。
  15. 1ページ読んだだけでも、読書をしたことになる。
  16. おみくじを引くときは、遊びではなく、真剣になる。
  17. 商売を始めるなら、確実に勝てる領域で戦う。
  18. 貧乏だから無料サンプルをもらうのではない。
    無料サンプルをもらうから貧乏になる。
  19. 「高くても欲しい」というものに出会えたことが、すでに幸せ。
  20. けちなプレゼントは、かえってマイナスの印象につながる。
  21. チップを渡す必要がない場面だからこそ、チップを渡すと感動してもらえる。
  22. 「人気の商品ですよ」という営業トークに踊らされない。
  23. 契約のときにしっかり確認したいのは、お金より契約書。
  24. 悪徳かどうかを判断する目安は、法外な金額かどうか。
  25. 泥棒に遭って失ったお金は、防犯意識を高める授業料。
  26. 今年損が大きければ、来年は得が多くなると信じる。
  27. お金の誓いを立てておく。
    「借金を頼まれたら必ず断る。
    貸すくらいならあげる」
  28. 右肩上がりはずっと続かないが、ずっと続くような努力は必要。
  29. 金運のある親が子どもに残す、本当の遺産とは。
  30. 儲けすぎたら、寄付をしよう。

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