契約をするときは、大きなお金が動きます。
多くの人は、やはりお金のほうに意識が向く傾向があります。
「お金はいくらだろうか」
「どんな支払い方法があるだろうか」
「きちんとお金が準備できているだろうか」
しかし、これは要注意です。
契約のときにしっかり確認したいのは、お金より契約書です。
お金は、多かったり少なかったりしても、後から間に合うでしょう。
お金さえ準備できれば、多少の手間はあるものの、何とかなる場合が大半です。
しかし、契約書となるとそうはいきません。
契約書は、一度締結すると、後から変更できない可能性があります。
大きなお金に注意が向く一方、契約内容がおろそかになっていると、大事な確認項目を見逃します。
相手が詐欺師の場合、うまく話に乗せられて、とんでもない契約を結ばされる状況もあります。
後から大きなトラブルに至る可能性が強くなるのです。
契約のときは、お金より契約書をしっかり確認しましょう。
契約内容は、焦らず、隅から隅まできちんと確認する。
不明点は、面倒がらず、きちんと質問をする。
そもそも本当に必要な契約なのか、自分に問いかけて、落ち着いて考える。
契約は、内容をしっかり理解・納得したうえで締結させるのが賢明です。