舞台を見に行くときは、前もってあらすじや登場人物を把握しておきましょう。
「物語は、始まってからのお楽しみ」と考えるかもしれません。
たしかに何も知らない状態でも、舞台を見ているうちに物語がだんだんわかるでしょう。
舞台を見に行くときに最も心がけるべきマナーと言えば、やはり時間厳守です。
もちろん1分でも遅刻すれば、入場が不可能になるわけではありません。
ほとんどの舞台では、わずかな遅刻なら、入場が許容されています。
人気の公演では、だふ屋が劇場の前をうろうろしていることがあります。
だふ屋とは、需要の高いチケットを買いこんで、高く売り付ける商売人のことです。
だふ屋の中には、普段から情報収集をして、特殊なルートによって、一般公開より先に購入するという本格的な人もいます。
舞台を見に行くときは、どんな服装がいいのでしょうか。
堅苦しい服装でなければいけないと考える人もいるかもしれませんが、意外と自由が許容されています。
大切なのは、清潔感。
上演中に気をつけたいのは、体調管理です。
劇場内の空調管理は、施設側に委ねられています。
快適な温度に保たれているはずですが、温度の感じ方には個人差があります。
喉や鼻水の違和感があれば、早めに対策が大切です。
たとえば、花粉症の場合です。
花粉の季節には、止まらない鼻水に悩まされる人も多いでしょう。
舞台を見に行くときは、時間厳守が鉄則です。
遅刻すると、冒頭が見られないだけでなく、座席に移動する際、観客の視界を妨げることになります。
遅刻には注意して、余裕を持って家を出るようにしましょう。
演目によっては、子どもの観劇を許可しているところがあります。
子どもが見に行けるなら、ぜひ連れて行こうと思う親もいるはずです。
芸術的な演目なら、子どもの教養にもなるでしょう。
舞台から遠く離れた席とわかれば、舞台が見えにくいのが予想できます。
事前に公式ウェブサイトやパンフレットを見れば、自分の席番号から正確な位置を確認できます。
劇場の後ろ側の席なら、舞台の様子がきちんと見えるか、心配になるでしょう。
舞台を見に行くときには、おしゃれをしたいですね。
格式のある雰囲気には、上品なおしゃれが調和します。
おしゃれをして舞台に向かえば、いっそう気持ちが盛り上がり、舞台観劇を楽しめるでしょう。
舞台観劇で注意したいのは、においです。
においは目に見えず、自分では気づきにくいため厄介です。
近くから何かのにおいが漂ってくれば、どう思うでしょうか。
上演中にトイレで席を立つと目立つため、周りの人の集中を妨げます。
見どころの場面で席を立つ人がいれば、せっかくの感動も半減します。
自分にとっても、演劇の一部を見逃すことになるため、途中の流れがわかりにくくなるでしょう。
観劇するときに気をつけたいのは、持ち物です。
持ち物を客席まで持ち込もうとしますが、ちょっと待ってください。
持ち物の種類によっては、預けたほうがいいものもあります。
舞台は生ものです。
ちょっとした音や光が、雰囲気に影響します。
特に気をつけたいのは、携帯電話です。
座席に着いたとき、気をつけたい姿勢が2つあります。
「浅く座った姿勢」と「前かがみになった姿勢」です。
よくありがちな姿勢ですが、舞台では、視界の妨げになるため注意が必要です。
人気アイドルのコンサートでは、ちょっとしたアイテムを持参した観客を見かけます。
うちわ・ペンライト・メッセージボードなどです。
特に時間をかけて作ったと思われるメッセージボートは、アイドルへの強烈な愛情を感じさせます。
舞台の上演中は、余計な音は、すべて不適切と考えましょう。
携帯電話さえ電源を切っておけば、十分ではありません。
そのほかにも、気づかないうちに犯しやすい音のマナー違反が、2つあります。
観劇中の飲食は、厳禁です。
劇場の座席に、ドリンクホルダーがないからではありません。
食べ物のにおい、袋を開ける音、口の動きなどが、周りの迷惑になります。
自分はすでに見たことがある舞台を、友人を誘って、もう一度見に行くこともあるでしょう。
素晴らしい舞台なら、やはり何度も見たいと思うもの。
舞台は、いわばライブです。
座席の出入りにもマナーがあります。
開演前には、自分の席まで移動します。
先に座っている人がいれば、その人の前を通ることになります。
舞台を撮影や録画して、あとからゆっくり楽しみたいと思う人もいるかもしれません。
データとして残せば、コピーしたり、友人に送ったりできるでしょう。
しかし、舞台の撮影や録画は、法律に違反する行為です。
舞台を見ている最中は、余計な動きを控えましょう。
「余計な動きなんてするはずがない」と思いますが、無意識のうちにしてしまいがちです。
たとえば、貧乏ゆすりです。
映画館で映画を見ているとき、近くにいる人の寝息が聞こえてきたことはありませんか。
特にシリアスなシーンで寝息が聞こえてくると、興ざめしてしまいます。
居眠りでうとうとしていると、頭の動きが周りの人の集中を妨げるでしょう。
人気アイドルのコンサートでは、かけ声や声援をよく聞きます。
歌って踊るアイドルを大声で応援すれば、アイドルは励まされるでしょう。
ファンからの声援も、コンサートの一部。
演目によっては、役者が観客席まで近寄ってくることがあります。
迫力や臨場感を出すためもあれば、ちょっとした演出やサービスで客席に近づくこともあります。
役者が至近距離まで近づけば、やはり興奮します。
舞台の観劇でいちばん大切なことは、まず楽しむことです。
何を楽しむのかというと、すべてです。
劇場の空間・デザイン・迫力。
劇場スタッフから、直接何らかの指示を受けることがあります。
悪気がなくても、劇場の迷惑になっていることもあるでしょう。
気づかないうちに、何らかのマナー違反を犯していることもあるでしょう。
入り待ち・出待ちとは、何でしょうか。
入り待ち・出待ちとは、劇場の出入り口でファンが目当ての有名人が入場や退場するのを待つ行為のことです。
有名人が劇場に入る瞬間や出る瞬間なら、一瞬ではありますが、本人と顔を合わせることが可能です。
舞台を見終わった後は、おしゃべりをしたくなるでしょう。
舞台の感動を誰かと共有したくなるのは、人間として普通の心理です。
もちろんポジティブなおしゃべりならいいのです。
好きな役者に差し入れやファンレターを手渡したいと思う人もいるでしょう。
直接役者に手渡せば、喜んでもらえるだけでなく、面識ができることも期待できます。
大好きな役者がいれば、応援したいと思うのは、ファンとして当たり前の心理です。
舞台を見に行くときは、前もってあらすじや登場人物を把握しておきましょう。
「物語は、始まってからのお楽しみ」と考えるかもしれません。
たしかに何も知らない状態でも、舞台を見ているうちに物語がだんだんわかるでしょう。
役者たちの発言を聞きながら推測すれば、登場人物の名前や関係をじわじわ把握できるはずです。
しかし、見ながら把握するのと、前もって把握しているのでは、理解の早さが違います。
演目によっては複雑なものもあり、把握しにくいものもあります。
あらすじの把握や名前の記憶に注意を奪われると、肝心の物語に集中しにくくなるのです。
前もってあらすじがわかっていれば、始まってすぐ舞台に集中できます。
登場人物の名前や関係などもわかっていれば、理解も早く進むため、舞台の世界に入りやすくなるのです。
少しでも楽しみたければ、前もってあらすじを把握しているほうが効果的です。
主役や脇役の名前や関係なども把握しておくと、いっそう効果的です。
ただし、把握するとはいえ、物語の結末まで把握するのは良くありません。
あくまであらすじと登場人物など、概要までにとどめておきましょう。
物語の展開についていきやすくなり、より大きな感動を楽しめます。
物語の結末こそ、本当のお楽しみです。
舞台を見に行くときに最も心がけるべきマナーと言えば、やはり時間厳守です。
もちろん1分でも遅刻すれば、入場が不可能になるわけではありません。
ほとんどの舞台では、わずかな遅刻なら、入場が許容されています。
開演後に入場する場合、劇場が薄暗くなって足元が見えにくくなるため、劇場スタッフが席まで案内してくれるでしょう。
許可されているなら、少しくらい遅刻しても大丈夫と思いますが、そういう問題ではありません。
遅刻してきた人が目の前を横切る様子は、事情はあるにせよ、いい気持ちはしません。
舞台は生ものです。
わずかではありますが、舞台の雰囲気が乱れます。
つまり、たった1人の遅刻が、観客全員の迷惑になります。
また途中から舞台を見始めると、物語のあらすじを把握するのも難しくなります。
冒頭を見逃したため、全体がわからなくなることも珍しくありません。
せっかく支払ったお金の一部を、無駄にするようなものなのです。
舞台を見に行くときは、必ず開演前の到着を心がけましょう。
ただし、時間厳守と言っても、ぎりぎりに到着するのも良くありません。
開演直前に息を切らしながら座席に滑り込むのは、間に合っているとはいえ、スマートとは言えません。
仕方ない場合もありますが、できるだけ早めに家を出て、余裕を持った到着を心がけましょう。
一般的には、15分前に到着すれば十分でしょう。
早めに到着すれば、劇場のお手洗いで暇をつぶせばいいことです。
人気の公演では、だふ屋が劇場の前をうろうろしていることがあります。
だふ屋とは、需要の高いチケットを買いこんで、高く売り付ける商売人のことです。
だふ屋の中には、普段から情報収集をして、特殊なルートによって、一般公開より先に購入するという本格的な人もいます。
「チケットを高値で買い取ります」
「いい席のチケットを売ります」
声をかけてくることもあれば、看板を持って立っていることもあります。
必要ないチケットの処分に困れば、だふ屋に売ろうかと考えるかもしれません。
入手が難しい公演で「いい席」と言われると、つい気になるところでしょう。
しかし、だふ屋にチケットを売るのはもちろん、買うのもやめましょう。
だふ屋の行為は、法律や条例に関係している可能性があるため、むやみに接触しないのが賢明です。
誰の迷惑にもなっていないと思いますが、実は間接的な悪影響があります。
だふ屋から購入すると、彼らの資金源になり、ますますだふ屋の活動を拡大させます。
その結果、チケットの在庫切れを助長させてしまい、正規ルートで購入する人の妨げになるのです。
座席の購入が妨げられるのは、自分にとっても不利益になるでしょう。
公正な社会を考えるなら、だふ屋との接触は避けるのが賢明です。
舞台を見に行くときは、どんな服装がいいのでしょうか。
堅苦しい服装でなければいけないと考える人もいるかもしれませんが、意外と自由が許容されています。
大切なのは、清潔感。
清潔感のある服装なら、カジュアルからフォーマルまで、自由に着ていけます。
もちろん特に格式の高い舞台なら別ですが、普通の舞台なら、スーツはもちろん、普段着でもOKです。
高額の舞台でも、服装は自由であるところが大半です。
ただし、いくら自由とはいえ、著しく清潔感のない服装は控えたほうがいいでしょう。
Tシャツ・短パン・サンダルでは清潔感が不十分で、格式ある劇場には不自然です。
雰囲気になじめず、恥ずかしい思いをするでしょう。
正確な服装マナーをきちんと確認したければ、公式のウェブサイトやパンフレットを見ればわかります。
もし正確な記載が見当たらないときは、電話で問い合わせてもかまいません。
迷ったら、フォーマルが無難です。
フォーマルで、恥をかくことはありません。
劇場は格式高いつくりになっているところが多いため、フォーマルな服装のほうが自然になじめるでしょう。
上演中に気をつけたいのは、体調管理です。
劇場内の空調管理は、施設側に委ねられています。
快適な温度に保たれているはずですが、温度の感じ方には個人差があります。
座席によっては、空調の風が当たりやすい位置もあります。
寒くて震えが止まらないこともあれば、暑くて汗が止まらないこともあるでしょう。
暑すぎたり寒すぎたりすれば、観劇が集中しにくくなるだけでなく、体調不良の原因にもなります。
こうしたトラブルに備えて、舞台を見に行くときは、重ね着しやすい服装で向かうと安心です。
たとえば、羽織るものを余分に持参しておくといいでしょう。
重ね着しやすい服装なら、体調に合わせて着たり脱いだりできるため、体調管理がしやすくなります。
劇場によっては、ブランケットを貸してくれるところもあります。
気になる方は、あらかじめ劇場に確認しておくといいでしょう。
喉や鼻水の違和感があれば、早めに対策が大切です。
たとえば、花粉症の場合です。
花粉の季節には、止まらない鼻水に悩まされる人も多いでしょう。
1日中、鼻をすすっている状態と言っても過言ではありません。
そのままの状態で舞台を見に行けば、周りの迷惑になることがあります。
上演中、鼻をすする音が何度も聞こえてくれば、仕方ないとはいえ、雰囲気を壊す可能性があります。
小さな音でも、意外に気になるもの。
しんと静まりかえった繊細な場面で「こほん」という1回の咳が、感動を半減させることもあるでしょう。
本人に悪気はなくても、大きなひんしゅくを買うに違いありません。
少しでも違和感があるなら、ハンカチ・ティッシュなどを忘れずに準備しておきましょう。
上演前に、咳止めや鼻炎薬を飲んでおく方法も効果的です。
眠くなりにくいタイプの薬を選んでおけば、集中力を保ったまま観劇できるでしょう。
ただし、咳や鼻水の原因がウイルス性による病気の場合、強引に舞台を見に行くと、周囲に移してしまう可能性があります。
仕方ない場合は、勇気を出して、見に行くのを諦める選択も必要です。
舞台を見に行くときは、時間厳守が鉄則です。
遅刻すると、冒頭が見られないだけでなく、座席に移動する際、観客の視界を妨げることになります。
遅刻には注意して、余裕を持って家を出るようにしましょう。
しかし、早めに家を出たとしても、仕方ない事情で遅刻してしまう場合もあるでしょう。
たとえば、道路事情や交通機関の乱れなどで、どうしても遅刻してしまうこともあるはずです。
多少の遅刻なら、劇場のスタッフが座席まで案内してくれます。
もし遅刻して自分の座席まで移動するときは、以下の点に注意しましょう。
できるだけ周りの人の視界を妨げないよう、腰を低くして、席まで移動しましょう。
劇場が薄暗いため、視界が悪くて歩きにくいでしょうが、できるだけ素早く移動するように心がけます。
リュックサックやショルダーバッグを背負ったままでは、視界の妨げになります。
きちんと下ろし、手に持って移動しましょう。
遅刻したときは心身が焦っているため、携帯電話の電源オフを忘れがちです。
舞台の上演中は、携帯電話を必ず切っておくようにしましょう。
演目によっては、子どもの観劇を許可しているところがあります。
子どもが見に行けるなら、ぜひ連れて行こうと思う親もいるはずです。
芸術的な演目なら、子どもの教養にもなるでしょう。
新しい世界を見せてあげたいと思うのは、当然の親心。
素晴らしい舞台は、子どもにとっても世界観を広げる貴重な体験になるでしょう。
ただし、子どもと一緒に見に行くなら、よく考えておきたいことがあります。
演目が子どもにふさわしいかどうかです。
舞台は一般的に、2時間から3時間ほどあります。
数時間の間、舞台を子どもがじっと座って、楽しみ続けられるかどうか。
もちろん子どもも楽しめる内容ならいいのですが、そうでない場合もあります。
暗い雰囲気を怖がって、泣き始めることもあるでしょう。
難しい演目では、子どもは理解ができず、騒ぎ始めるかもしれません。
じっとするのが苦手で、手足をばたばたさせるかもしれません。
向き・不向きは、演目と子どもの相性があり、一概には言えません。
親が「静かにしましょう」と指示しても、言うことを聞かない子どもの場合、観劇は難しいかもしれません。
子どもと一緒に見に行く場合、演目や上映時間などを総合的な判断が必要です。
劇場によっては、親子観劇席や託児サービスが準備されているところもあります。
詳しい内容は、ウェブサイトやパンフレットをよく読むか、劇場に問い合わせるといいでしょう。
舞台から遠く離れた席とわかれば、舞台が見えにくいのが予想できます。
事前に公式ウェブサイトやパンフレットを見れば、自分の席番号から正確な位置を確認できます。
劇場の後ろ側の席なら、舞台の様子がきちんと見えるか、心配になるでしょう。
視力が弱い人の場合、いっそう見えにくい状況になるはずです。
こんなときは、観劇用の双眼鏡「オペラグラス」を使うと見やすくなります。
オペラグラスはもともと、観劇用を前提としてつくられているため、小さくて軽いのが特徴です。
観劇に適した倍率で、好みに応じて自由に調整できます。
さらには、普通の双眼鏡より手軽な価格であるのも特徴です。
もちろん普通の双眼鏡でもいいのですが、重さや大きさが気になる可能性があります。
長時間、手で持ち続ける状況を考えれば、舞台観劇に特化したオペラグラスのほうが使いやすいでしょう。
オペラグラスを使った舞台観劇は、マナー違反ではありません。
劇場によっては、オペラグラスを貸し出してくれるところもあります。
気になる方は、劇場に問い合わせて確認しておきましょう。
オペラグラスを持参すれば、最前列にいるような感覚が味わえるでしょう。
座席が劇場の後ろのほうなら、素直に道具の力に頼ったほうが、観劇の楽しみ方も広がります。
舞台を見に行くときには、おしゃれをしたいですね。
格式のある雰囲気には、上品なおしゃれが調和します。
おしゃれをして舞台に向かえば、いっそう気持ちが盛り上がり、舞台観劇を楽しめるでしょう。
そんなおしゃれですが、舞台を見に行くときに注意したいことが3つあります。
「髪型」「髪飾り」「帽子」です。
どれにも共通するのが「視界を妨げる」という理由です。
舞台を見に行くときは、髪型に注意しましょう。
視界を妨げる髪型は、全般的に良くありません。
たとえば、盛り髪です。
盛り髪とは、頭のてっぺんの部分が盛り上がっている髪型のことです。
またお団子のように、髪を丸く盛り上げた髪型も、控えたほうがいいでしょう。
後ろに座っている人にとっては盛り上がった髪のせいで視界が妨げられ、舞台が見づらくなります。
おしゃれな髪型も、舞台観劇では迷惑になることがあるため、要注意です。
視界を妨げる髪飾りも注意が必要です。
たとえば、カチューシャやヘッドドレスなどです。
小柄なタイプならいいのですが、大きなタイプは視界を遮るため、控えたほうが無難です。
どうしても髪飾りをしたければ、視界を遮らない小さなタイプを選びましょう。
上演中は帽子を脱ぎましょう。
帽子をかぶったままでは、後ろの人の視界を妨げ、迷惑になります。
舞台観劇で注意したいのは、においです。
においは目に見えず、自分では気づきにくいため厄介です。
近くから何かのにおいが漂ってくれば、どう思うでしょうか。
苦手なにおいでも、5分や10分くらいなら我慢できるでしょう。
我慢できなくても、離れればいいだけです。
しかし、舞台を見るとなるとそうはいきません。
劇場は、座席と座席の間が狭くなっていて、観劇中は移動ができません。
しかも舞台は長時間です。
2時間以上も刺激の強いにおいを嗅がされれば、気分が悪くなる人もいるでしょう。
においは普段から注意が必要ですが、舞台を見に行くときは、いつも以上ににおい対策が必要なのです。
香水をつけるのはいいのですが、問題は香水の量です。
舞台を見に行くときは、周りへの配慮も考え、香水は控えめにしておくほうがいいでしょう。
香水は、ほのかに香るくらいがおしゃれです。
上品さが保てる程度を心がけましょう。
迷ったら、香水をつけないのが無難です。
汗をそのままにしておくと、アンモニアが発生して、不快なにおいに変わります。
汗をかいたなら、ハンカチか制汗シートで拭きましょう。
制汗シートは、香りのないタイプが適切です。
おなかがすくと集中できないと思い、開演前に食事をする人もいるでしょう。
食事はいいのですが、そのままでは口臭が漂います。
口臭には個人差があります。
特に口臭が強い人は、食後の歯磨きをしておくと、安心です。
上演中にトイレで席を立つと目立つため、周りの人の集中を妨げます。
見どころの場面で席を立つ人がいれば、せっかくの感動も半減します。
自分にとっても、演劇の一部を見逃すことになるため、途中の流れがわかりにくくなるでしょう。
尿意を我慢しながら観劇しても、集中力を妨げ、いいことはありません。
お手洗いは、開演前に済ませておきましょう。
「まだ大丈夫」と思っても、できるだけ済ませておくほうが安心です。
開演前のトイレは、劇場に向かう途中のお店や駅で済ませるのも良い工夫です。
幕あいの休憩時間のお手洗いは、特に混み合います。
トイレが小さい劇場の場合、幕あいの休憩時間では間に合わない状況もあり得ます。
また劇場の構造によっては、トイレが1階のみや2階のみという場合もあります。
階段やエレベーターを使った移動時間を考えると、早めに済ませておくほうがいいでしょう。
観劇するときに気をつけたいのは、持ち物です。
持ち物を客席まで持ち込もうとしますが、ちょっと待ってください。
持ち物の種類によっては、預けたほうがいいものもあります。
その代表は「大きな荷物」と「傘」です。
大きな荷物は、できるだけ客席に持ち込むのは控えましょう。
大きなコートも、折りたためばなんとかなるかもしれませんが、周りの邪魔になることが考えられます。
禁止されているわけではありませんが、常識の範囲で心がけたいマナーです。
大きな荷物は、素直にロッカーに預けるのが無難です。
余計な荷物が減れば身軽になり、舞台観劇に集中しやすくなります。
雨が降った場合、傘は選び方が重要です。
まず、できるだけ折りたたみ式の傘がおすすめです。
小さく折りたたんで、カバンにしまうことができるため、便利です。
もし通常の傘なら、狭い座席では置き場所に困るため、できるだけ鍵付きの傘立てを利用しましょう。
傘袋をきちんと使うのがマナーです。
しっかり水をきったつもりでも、湿り気が残っていると、客席を汚す原因になります。
傘袋がなければ、タオルやハンカチなどでよく湿り気を取っておきましょう。
舞台は生ものです。
ちょっとした音や光が、雰囲気に影響します。
特に気をつけたいのは、携帯電話です。
舞台前は、携帯電話を電源から切っておきましょう。
「マナーモードでもいいのではないか」と思う人もいるかもしれません。
たしかにマナーモードなら、着信音はなくなりますが、問題は振動音と光です。
電話やメールがあったときの振動音は、意外に目立ちます。
ぶるぶるとした振動は、小さくても音であることに変わりなく、周りの人の迷惑になるでしょう。
また、時間やメールの確認で携帯電話を見るだけでも、画面の光は強く、周囲の迷惑になります。
薄暗い中のブルーライトは、もはや懐中電灯を照らしているのと同じです。
ちょっとした音や光でも、演出の妨げになります。
したがって、携帯電話は、マナーモードより電源から切っておくほうが安心です。
電話もメールも、一切できません。
不便に感じるかもしれませんが、考え方を変えれば、これはメリットでもあります。
外界から遮断された状態のほうが、舞台にしっかり集中できるでしょう。
役者たちは、本番までに長い時間をかけ、汗を流して何度も練習を繰り返してきました。
役者たちの努力を考えれば、きちんと電源を切っておくのがいちばんだとわかるでしょう。
ほんの2、3時間の我慢です。
携帯電話は電源を切って、舞台の世界にのめり込みましょう。
座席に着いたとき、気をつけたい姿勢が2つあります。
「浅く座った姿勢」と「前かがみになった姿勢」です。
よくありがちな姿勢ですが、舞台では、視界の妨げになるため注意が必要です。
自分には関係なくても、後ろに座っている人には関係するからです。
多くの劇場では、観客席が舞台に向かって傾斜になった構造をしています。
浅く座った状況をイメージしてみましょう。
体が少し前に出る分、後ろの人の視界が妨げられます。
お尻に違和感がある場合は仕方ありませんが、できるだけ後ろの人にとって見やすい座り方を意識しましょう。
前かがみになった姿勢も、視界を妨げる原因になります。
特に2階席や3階席では、前かがみによる視界の妨げが顕著です。
以上の理由から、浅く座った姿勢と前かがみになった姿勢には要注意です。
椅子には、深く腰掛けましょう。
背中を背もたれにつけた状態で座るのが最適です。
しっかり腰を落ち着かせたほうが、背中や腰が安定して、疲れにくくなります。
後ろの人にとっても、見やすくなるのです。
人気アイドルのコンサートでは、ちょっとしたアイテムを持参した観客を見かけます。
うちわ・ペンライト・メッセージボードなどです。
特に時間をかけて作ったと思われるメッセージボートは、アイドルへの強烈な愛情を感じさせます。
アイドルの応援になるアイテムがあれば、ぜひ持ち込みたいと思うでしょう。
実際、うちわやペンライトなどは演出の一部になります。
こうしたアイテムがあれば、アイドルとの一体感を楽しめ、いっそう会場を盛り上げることができるでしょう。
さて、舞台の場合はどうでしょうか。
残念ながら舞台の場合、公式で許可されている場合を除き、控えるのが賢明です。
舞台は芸術作品です。
照明・音・動き・雰囲気など、すべてが緻密に設計されています。
たとえペンライトのちょっとした動きでも、光が目立ち、演劇の雰囲気を乱します。
周りの人の集中も妨げるため、控えるようにしましょう。
本当に応援したければ、静かに観劇するほうが適切です。
舞台で応援をしたければ、マナーを守るのがいちばん。
マナーを守って舞台を見るほうが、役者は「注目されている」とわかり、最高の応援になるのです。
舞台の上演中は、余計な音は、すべて不適切と考えましょう。
携帯電話さえ電源を切っておけば、十分ではありません。
そのほかにも、気づかないうちに犯しやすい音のマナー違反が、2つあります。
「私語」と「雑音」です。
友人と一緒に見に来ていると、上演中、その楽しさや興奮を共有したくて、話しかけたくなるかもしれません。
しかし、観劇中の私語は慎みましょう。
ささやくような小さな声でも、意外に目立ちます。
目の前の2人がこそこそ話している様子は、後ろの人にとっては集中力の妨げになるでしょう。
役者の演技が面白くて、自然に出る笑い声ならいいのですが、私語は周りを不快にさせる原因になります。
悪気はなくても、自然と出てしまう音があります。
たとえば、ビニール袋の耳障りな音、ストラップがぶつかり合う音、ジッパーを開ける音などです。
それぞれは小さな音ではありますが、あまり大きいと、不快な雑音に変わります。
完全に音を防ぐことはできないにしても、できるだけ音を抑えるように配慮しましょう。
ゆっくりした動作を心がければ、音の大きさを抑えられます。
観劇中の飲食は、厳禁です。
劇場の座席に、ドリンクホルダーがないからではありません。
食べ物のにおい、袋を開ける音、口の動きなどが、周りの迷惑になります。
おなかがすいている人もいるでしょうが、ぐっと我慢です。
舞台が終わるまでは、空腹に耐えましょう。
しっかり集中できれば、空腹を忘れられます。
空腹を紛らわせるためガムを噛む人もいるかもしれませんが、やはり控えたほうが賢明です。
ガムを噛む音や動きは、小さくても、意外に多くの人が気にします。
空腹が心配なら、上演前に軽く食事をしておくといいでしょう。
食欲を満たしておくほうが、より舞台に集中しやすくなります。
ただし、食べすぎには要注意です。
食べすぎると、血流が胃の消化に偏るため、脳の活動が鈍くなり、眠くなります。
食事をするなら、あくまで「軽く」を心がけましょう。
もし食事をする時間さえなければ、チョコレートを少し食べるだけでも、だいぶ違います。
手軽に糖分補給ができ、数時間は空腹をしのげます。
自分はすでに見たことがある舞台を、友人を誘って、もう一度見に行くこともあるでしょう。
素晴らしい舞台なら、やはり何度も見たいと思うもの。
舞台は、いわばライブです。
同じ演目でも、回ごとに役者の動きも舞台の雰囲気も、若干変わります。
2回目は、すでにあらすじを知っているため、1回目とは違った楽しみが味わえるでしょう。
さて、何度も見るのはいいのですが、友人への配慮は必要です。
一緒にいる友人には、先の展開や結末は話さないようにしましょう。
すでに知っている展開をばらしてしまうと、展開の行方を楽しみにしている友人を、がっかりさせてしまいます。
たとえ友人から「教えてほしい」とお願いされても、周りの人が聞いているかもしれません。
先の展開や結末を話す声が突然聞こえてくれば、周りの人は迷惑千万です。
「見てからのお楽しみ」と答えを濁しておくほうが、友人の期待を高められます。
ただし、見終わってから内容を振り返るのはかまいません。
感動や興奮が冷めないうちに、友人と舞台の印象を共有するのも楽しいでしょう。
舞台の話をするときは、ほどほどが大切です。
友人は、自分と違った意見を持っているかもしれません。
ネガティブな話ではなく、ポジティブな話をするようにしましょう。
座席の出入りにもマナーがあります。
開演前には、自分の席まで移動します。
先に座っている人がいれば、その人の前を通ることになります。
ただでさえ狭い通路を歩くのは、歩く人にとっても座っている人にとっても気遣う場面です。
迷惑を完全に避けるのは難しいかもしれませんが、できるだけ迷惑を最小限に抑えるように心がけましょう。
幕あいの休憩で席を外すときは、人の流れに従いましょう。
真ん中に座っている人は、通路に出るまで少し待ちましょう。
通路側に座っている人から順に出て行く流れのほうが、スムーズです。
一方、席に戻るときは、他の人より早めを心がけましょう。
遅くなると、先に座っている人の前を通ることになります。
幕あいの休憩にトイレを済ませれば、用事がないかぎり、早めに自分の席に戻りましょう。
仕方ない状況もあるでしょうが、できるだけ心がけておくと、他の人が助かります。
幕あいの休憩でトイレに行くなら、早めに席を離れましょう。
座席の移動がスムーズになり、自分より内側に座っている人が移動しやすくなります。
たとえトイレに行く用事がなくても、人の流れを考え、一度席を離れたほうがスマートです。
座っている人の前を通るときは、足と足がぶつかりやすいので、特に気配りしたい場面です。
「すみません」「失礼します」など、一声かけてから通るようにしましょう。
座っている人は合図に気づき、通路を広げるため、両足を片側に寄せてくれるでしょう。
このとき、できるだけお尻を向けない姿勢で移動するほうがスマートです。
舞台を撮影や録画して、あとからゆっくり楽しみたいと思う人もいるかもしれません。
データとして残せば、コピーしたり、友人に送ったりできるでしょう。
しかし、舞台の撮影や録画は、法律に違反する行為です。
罰金や懲役など、前科が付くだけではありません。
就職活動で内定をもらった学生なら、会社からの内定が取り消される場合があります。
社会人なら、会社に伝わり、懲戒解雇になる可能性もゼロではありません。
舞台の撮影・録画は、泥棒行為です。
大きなトラブルに発展しやすい問題ですから、撮影や録画は厳禁です。
もしそうした行為をしている人を見かけた場合は、近くにいる劇場スタッフに声をかけましょう。
感動や思い出は、記憶として残すだけにしておきましょう。
そのためにも観劇中は、舞台にしっかり集中することが大切です。
どうしても写真や映像がほしい場合は、劇場内で販売している公式グッズなら問題ありません。
公式グッズなら、プレゼントしても活用できます。
舞台を見ている最中は、余計な動きを控えましょう。
「余計な動きなんてするはずがない」と思いますが、無意識のうちにしてしまいがちです。
たとえば、貧乏ゆすりです。
膝を小刻みに動かす癖は、自分でも気づきにくい。
「周りに迷惑をかけていない」と思いますが、劇場の座席は横につながって設置されています。
小刻みに動く振動でも、左右までよく伝わり、迷惑になるのです。
また、歌のリズムに乗って、体を動かすのも控えたほうがいいでしょう。
周りにいる観客の立場を考えてみましょう。
やはり目の前に動く人がいれば、気になって仕方ないでしょう。
拍手による動きならいいのですが、舞台に関係ない動きは、周囲の邪魔になります。
悪気はなくても、うっかり犯しやすいマナー違反です。
心当たりのある人は、いま一度、注意しましょう。
映画館で映画を見ているとき、近くにいる人の寝息が聞こえてきたことはありませんか。
特にシリアスなシーンで寝息が聞こえてくると、興ざめしてしまいます。
居眠りでうとうとしていると、頭の動きが周りの人の集中を妨げるでしょう。
寝息ではなく、いびきになると、もはや迷惑です。
本人は気持ちよくても、周りの人は嫌な思いをするでしょう。
演劇を観劇するときは、居眠りに注意しましょう。
居眠りを防ぐには、次のような方法があります。
前日には、しっかり睡眠を取っておきます。
最低でも6時間は、睡眠を取っておきましょう。
開演前に食事を済ませる人もいるでしょう。
食事をするのはいいのですが、注意したいのは食事の量です。
満腹までいっぱいに食べると、あとから眠気が襲ってきます。
舞台を見る前の食事は「満腹」は避け「腹八分目」か「少量」が良いでしょう。
舞台の上演中に眠くなれば、大きく息を吸いましょう。
大きく限界まで息を吸い込んで、次にゆっくり息を吐きます。
脳に酸素を送ると、働きが鈍っていた脳が覚醒して、眠気を吹き飛ばす効果があります。
邪魔にならない程度に、手足のストレッチもいい方法です。
手を握ったり広げたりすれば、血行が良くなり、眠気が和らぎます。
少し強めのストレッチを心がければ、ちょっとした刺激にもなり、いっそう効果的です。
普段から強烈な眠気で悩まされているなら、何らかの病気が考えられます。
たとえば「睡眠時無呼吸症候群」「ナルコレプシー」などです。
心当たりのある方は、専門医に診てもらうといいでしょう。
人気アイドルのコンサートでは、かけ声や声援をよく聞きます。
歌って踊るアイドルを大声で応援すれば、アイドルは励まされるでしょう。
ファンからの声援も、コンサートの一部。
ファンからの熱い声援によって、人気アイドルのコンサートはいっそう盛り上がります。
では、舞台を見る場合はどうなのでしょうか。
舞台の場合、かけ声や声援は基本的に不要です。
舞台は、1つの芸術作品です。
動き・光・音・雰囲気なども含めて、緻密に計算されています。
不要なかけ声や応援があると、舞台の進行や雰囲気を乱してしまいます。
突然大きな声を出せば、周りの人を驚かせるでしょう。
歌舞伎や落語では、まれに一部の観客がかけ声を出すこともありますが、あくまで特殊なケースです。
舞台では基本的に、かけ声や声援は控え、静かに観劇するのがマナーです。
かけ声や声援をしたければ、心の中でするようにしましょう。
心の中なら、どんなに大声を出しても大丈夫です。
ただし、例外もあります。
舞台の演出によっては、役者が観客に対してコールを求める場合があります。
「一緒に盛り上げよう」という意味があるので、このときなら、コールに応じてもOKです。
演目によっては、役者が観客席まで近寄ってくることがあります。
迫力や臨場感を出すためもあれば、ちょっとした演出やサービスで客席に近づくこともあります。
役者が至近距離まで近づけば、やはり興奮します。
本人が目の前までやって来れば、舞い上がり、興味本位で触れてみたくなる人もいるでしょう。
手を伸ばしたくなりますが、ちょっと待ってください。
役者が至近距離まで近づいた興奮で、触りたくなる気持ちはわかります。
しかし、触ったりつかんだりした結果、役者を転ばせることがあれば、舞台の進行が乱れます。
最悪の場合、けがをさせてしまうこともあるでしょう。
けがの大きさや打ちどころによっては、その後の公演にも影響します。
興味本位で触ったことが、大きなトラブルに発展する可能性があるのです。
触りたくても我慢して、見るだけにしておきましょう。
近くまで寄ってきたから触って良いという意味ではありません。
役者が客席まで近寄ってきても、迫力と臨場感だけ楽しむのがマナーです。
舞台の観劇でいちばん大切なことは、まず楽しむことです。
何を楽しむのかというと、すべてです。
劇場の空間・デザイン・迫力。
舞台の照明・演出・雰囲気。
役者の言葉・動き・表情。
すべての集中を舞台に向け、舞台全体を思いきり楽しみましょう。
悲しい場面では、涙を流す。
面白おかしい場面では、笑う。
盛り上がった場面では、拍手をする。
素晴らしい場面では、しっかり感動する。
外界のことは忘れ、完全に舞台の世界に入り込むことが大切です。
役者たちにとって、観客が楽しんでもらうことがいちばんの喜びです。
舞台は、生の芸術作品です。
人が演じている舞台は、生のよさがあり、まったく同じになることはありません。
その場限りの出会いは「舞台との一期一会」と言ってもいいでしょう。
舞台を見に行くなら、一生の思い出をつくるつもりで、思いきり楽しみましょう。
しっかり舞台に集中して楽しむことは、役者にとっても大きな喜びです。
劇場スタッフから、直接何らかの指示を受けることがあります。
悪気がなくても、劇場の迷惑になっていることもあるでしょう。
気づかないうちに、何らかのマナー違反を犯していることもあるでしょう。
一般的なマナーは常識の範囲でもわかりますが、劇場・劇団・演目によっては、特殊な規則が存在することもあります。
劇場スタッフから「○○してください」「○○はやめてください」などと言われたとき、どうするかです。
きつい言い方をされると、腹を立てる人もいるかもしれませんが、劇場スタッフも人間です。
忙しくて余裕がなく、たまたまきつい言い方になっただけかもしれません。
劇場スタッフの指示に反発しても、周りの迷惑になるだけです。
いらいらしても感情を抑え、劇場スタッフの指示にきちんと従いましょう。
舞台は生ものです。
舞台は、役者だけでなく、観客の協力もあって成り立っている作品です。
たった1人のマナー違反が、舞台の雰囲気を壊すこともあります。
劇場スタッフの指示にはきちんと従ったほうが、自分にとっても快適になり、上演に集中できます。
入り待ち・出待ちとは、何でしょうか。
入り待ち・出待ちとは、劇場の出入り口でファンが目当ての有名人が入場や退場するのを待つ行為のことです。
有名人が劇場に入る瞬間や出る瞬間なら、一瞬ではありますが、本人と顔を合わせることが可能です。
本人を直接見たり、応援できたり、面識ができたりすることが期待できます。
しかし、入り待ち・出待ちは、基本的に控えたほうがいいでしょう。
「ファンなら精いっぱい応援したい」と思いますが、配慮したいのは近隣への影響です。
入り待ち・出待ちで人だかりができると、道路の一部をふさいでしまい、交通状況を乱す影響があります。
大声で騒ぐと、近隣住民の迷惑になるでしょう。
有名人への気持ちが強いのは素晴らしいことですが、周りの迷惑になってはなりません。
近隣住民から苦情が出れば、その舞台の公演が中止される可能性もあります。
一部には文化として許容されているところもありますが、限度には要注意です。
入り待ちや出待ちをするくらいなら、差し入れやファンレターのほうが喜ばれます。
間接的ではありますが、自分の気持ちを形でしっかり伝えられます。
差し入れがあるなら、劇場のプレゼント預かり場所を経由してもらいましょう。
舞台を見終わった後は、おしゃべりをしたくなるでしょう。
舞台の感動を誰かと共有したくなるのは、人間として普通の心理です。
もちろんポジティブなおしゃべりならいいのです。
「感動したね」
「迫力があってすごかったね」
「もう一度見たいね」
ポジティブな内容なら、感動の妨げにならないでしょう。
感動を共有すると、さらに大きな感動ができることでしょう。
気をつけたいのは、ネガティブな感想です。
「つまらなかったね」
「大したことがなかったね」
「完成度が低かったね」
思うまではいいのですが、実際に声に出して言うのは良くありません。
友人は、自分と違った意見を持っていることもあるでしょう。
自分はつまらないと感じても、友人は感動しているかもしれません。
また、周りに人がいることも配慮してください。
作品の悪口を言ったり、出演者の演技を批判したりなどすると、周りの人を不快にさせます。
ネガティブな感想を大声でしゃべっていると、周りの人を興ざめさせてしまいます。
せっかくの感動の余韻を、台無しにしてしまうのです。
ネガティブな内容は、言いたくても、品位を保つように慎むのが、大人です。
舞台の評価も、ほどほどが大切です。
どうしても言いたいことがあれば、アンケートを活用しましょう。
劇場には、アンケートボックスが準備されています。
伝えたい改善は、アンケートに書いて投稿するのが、紳士淑女のマナーです。
あなたの感想や意見は、重く受け止められ、今後の運営に生かされるでしょう。
好きな役者に差し入れやファンレターを手渡したいと思う人もいるでしょう。
直接役者に手渡せば、喜んでもらえるだけでなく、面識ができることも期待できます。
大好きな役者がいれば、応援したいと思うのは、ファンとして当たり前の心理です。
少しでも励ましになることが自分にできるなら、手助けしたいと思うでしょう。
もちろん差し入れやファンレターが禁止されているわけではありません。
どの劇場・劇団でも、贈り物は受け付けているはずですが、ポイントは渡し方です。
直接会って手渡すのもいいのですが、時と場合によっては、混乱を招くことがあります。
たとえば、同じことを考える人がほかにもいれば、小さな劇場の場合は人だかりができてしまいます。
出入り口の通行を妨げ、劇場スタッフや他の観客の迷惑になるでしょう。
役者にとっても、長時間の舞台が終わった直後は、ひどく疲れているはず。
こうした事情を考慮すると、直接手渡すのは考え直したほうがいい場合もあります。
ほとんどの劇場には、差し入れやファンレターを預かる場所があります。
そこに預けて、間接的な手段で贈るほうがスマートです。
もし場所がわからなければ、劇場スタッフに聞けば、スムーズに案内してくれるでしょう。
あとからゆっくりファンレターを読むほうが、役者にとっても落ち着いて読めます。
間接的でも、熱い気持ちを十分伝えられるのです。