公開日:2014年10月31日
執筆者:水口貴博

舞台観劇で心がけたい30のマナー

  • 前もってあらすじや登場人物を把握しておくと、
    より楽しめる。
舞台観劇で心がけたい30のマナー

前もってあらすじや登場人物を把握しておくと、より楽しめる。

舞台を見に行くときは、前もってあらすじや登場人物を把握しておきましょう。
「物語は、始まってからのお楽しみ」と考えるかもしれません。
たしかに何も知らない状態であっても、舞台を見ているうちに物語がだんだんわかるでしょう。

最も心がけるべきマナーは、時間厳守。

舞台を見に行くときに最も心がけるべきマナーと言えば、やはり時間厳守です。
もちろん1分でも遅刻すれば、入場が不可能になるわけではありません。
ほとんどの舞台では、わずかな遅刻なら、入場が許容されています。

公正な社会を考えるなら、だふ屋との接触は避けるのが賢明。

人気の公演では、だふ屋が劇場の前をうろうろしていることがあります。
だふ屋とは、需要の高いチケットを買いこんで、高く売り付ける商売人のことです。
だふ屋の中には、普段から情報収集をして、特殊なルートによって、一般公開より先に購入するという本格的な人もいます。

舞台観劇では、どんな服装がいいのか。

舞台を見に行くときは、どんな服装がいいのでしょうか。
堅苦しい服装でなければいけないと考える人もいるかもしれませんが、意外と自由が許容されています。
大切なのは、清潔感。

観劇の際は、体温調整できる服装が安心。

上演中に気をつけたいのは、体調管理です。
劇場内の空調管理は、施設側に委ねられています。
快適な温度に保たれているはずですが、温度の感じ方には個人差があります。

喉や鼻水の違和感があれば、早めに対策が大切。

喉や鼻水の違和感があれば、早めに対策が大切です。
たとえば、花粉症の場合です。
花粉の季節には、止まらない鼻水に悩まされる人も多いでしょう。

遅刻したとき、座席まで移動するときのマナー。

舞台を見に行くときは、時間厳守が鉄則です。
遅刻すると、冒頭が見られないだけでなく、座席に移動する際、観客の視界を妨げることになります。
遅刻には注意して、余裕を持って家を出るようにしましょう。

子どもを連れて行く場合、演目がふさわしいかどうか、よく考える。

演目によっては、子どもの観劇を許可しているところがあります。
子どもが見に行けるなら、ぜひ連れて行こうと思う親もいるはずです。
芸術的な演目なら、子どもの教養にもなるでしょう。

舞台から遠く離れた席なら、オペラグラス。

舞台から遠く離れた席とわかれば、舞台が見えにくいのが予想できます。
事前に公式ウェブサイトやパンフレットを見れば、自分の席番号から正確な位置を確認できます。
劇場の後ろ側の席なら、舞台の様子がきちんと見えるか、心配になるでしょう。

舞台を見に行くときに注意したい、3つのおしゃれ。
髪型・髪飾り・帽子。

舞台を見に行くときには、おしゃれをしたいですね。
格式のある雰囲気には、上品なおしゃれが調和します。
おしゃれをして舞台に向かえば、いっそう気持ちが盛り上がり、舞台観劇を楽しめるでしょう。

舞台を見に行くときに注意したい、3つのにおい。
香水・汗・口臭。

舞台観劇で注意したいのは、においです。
においは目に見えず、自分では気づきにくいため厄介です。
近くから何かのにおいが漂ってくれば、どう思うでしょうか。

お手洗いは、開演前に済ませておこう。

上演中にトイレで席を立つと目立つため、周りの人の集中を妨げます。
見どころの場面で席を立つ人がいれば、せっかくの感動も半減します。
自分にとっても、演劇の一部を見逃すことになるため、途中の流れがわかりにくくなるでしょう。

演劇の持ち物のマナー。

観劇するときに気をつけたいのは、持ち物です。
持ち物を客席まで持ち込もうとしますが、ちょっと待ってください。
持ち物の種類によっては、預けたほうがいいものもあります。

舞台前は、携帯電話を電源から切っておく。

舞台は生ものです。
ちょっとした音や光が、雰囲気に影響します。
特に気をつけたいのは、携帯電話です。

浅く座らない。
前かがみにならない。

座席に着いたとき、気をつけたい姿勢が2つあります。
「浅く座った姿勢」と「前かがみになった姿勢」です。
よくありがちな姿勢ですが、舞台では、視界の妨げになるため注意が必要です。

舞台観劇で、ペンライト・うちわ・メッセージボードは不適切。

人気アイドルのコンサートでは、ちょっとしたアイテムを持参した観客を見かけます。
うちわ・ペンライト・メッセージボードなどです。
特に時間をかけて作ったと思われるメッセージボートは、アイドルへの強烈な愛情を感じさせます。

私語は慎む。
雑音には注意する。

舞台の上演中は、余計な音は、すべて不適切と考えましょう。
携帯電話さえ電源を切っておけば、十分ではありません。
そのほかにも、気づかないうちに犯しやすい音のマナー違反が、2つあります。

観劇中の飲食は控えよう。

観劇中の飲食は、厳禁です。
劇場の座席に、ドリンクホルダーがないからではありません。
食べ物のにおい、袋を開ける音、口の動きなどが、周りの迷惑になります。

先の展開や結末を、大声で話さない。

自分はすでに見たことがある舞台を、友人を誘って、もう一度見に行くこともあるでしょう。
素晴らしい舞台なら、やはり何度も見たいと思うもの。
舞台は、いわばライブです。

座席に出入りするときの気遣い。

座席の出入りにもマナーがあります。
開演前には、自分の席まで移動します。
先に座っている人がいれば、その人の前を通ることになります。

舞台の撮影・録画は、泥棒行為。

舞台を撮影や録画して、後からゆっくり楽しみたいと思う人もいるかもしれません。
データとして残せば、コピーしたり、友人に送ったりできるでしょう。
しかし、舞台の撮影や録画は、法律に違反する行為です。

余計な動きは控える。

舞台を見ている最中は、余計な動きを控えましょう。
「余計な動きなんてするはずがない」と思いますが、無意識のうちにしてしまいがちです。
たとえば、貧乏ゆすりです。

シリアスなシーンで聞こえる寝息は、周りの迷惑。

映画館で映画を見ているとき、近くにいる人の寝息が聞こえてきたことはありませんか。
特にシリアスなシーンで寝息が聞こえてくると、興ざめしてしまいます。
居眠りでうとうとしていると、頭の動きが周りの人の集中を妨げるでしょう。

舞台では、かけ声や声援は不要。

人気アイドルのコンサートでは、かけ声や声援をよく聞きます。
歌って踊るアイドルを大声で応援すれば、アイドルは励まされるでしょう。
ファンからの声援も、コンサートの一部。

役者が客席まで近寄ってきても、触らない。

演目によっては、役者が観客席まで近寄ってくることがあります。
迫力や臨場感を出すためもあれば、ちょっとした演出やサービスで客席に近づくこともあります。
役者が至近距離まで近づけば、やはり興奮します。

一生の思い出を作るつもりで、思いきり楽しもう。

舞台の観劇で一番大切なことは、まず楽しむことです。
何を楽しむのかというと、すべてです。
劇場の空間・デザイン・迫力。

劇場スタッフの指示に反発しても、周りの迷惑になるだけ。

劇場スタッフから、直接何らかの指示を受けることがあります。
悪気がなくても、劇場の迷惑になっていることもあるでしょう。
気づかないうちに、何らかのマナー違反を犯していることもあるでしょう。

入り待ち・出待ちは、基本的に控える。

入り待ち・出待ちとは、何でしょうか。
入り待ち・出待ちとは、劇場の出入り口でファンが目当ての有名人が入場や退場するのを待つ行為のことです。
有名人が劇場に入る瞬間や出る瞬間なら、一瞬ではありますが、本人と顔を合わせることが可能です。

見終わった後のおしゃべりは、内容が大切。

舞台を見終わった後は、おしゃべりをしたくなるでしょう。
舞台の感動を誰かと共有したくなるのは、人間として普通の心理です。
もちろんポジティブなおしゃべりならいいのです。

役者への差し入れやファンレターのマナー。

好きな役者に差し入れやファンレターを手渡したいと思う人もいるでしょう。
直接役者に手渡せば、喜んでもらえるだけでなく、面識ができることも期待できます。
大好きな役者がいれば、応援したいと思うのは、ファンとして当たり前の心理です。

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