就職活動では、希望する業界や業種を明確にすることが大切です。
希望を明確にするから、就職活動の方向性が定まり、効率もよくなります。
「外資系の仕事がしたい」という希望があれば、企業の絞り込みができます。
このとき、よくありがちなトラブルがあります。
業界や業種を明確にするのはいいのですが、こだわりすぎていないでしょうか。
たとえば「英語を使いたいから外資系」という人がいるとします。
「外資系」という業界や業種が具体的になれば、商社を中心に就職活動を勧めればいいため、効率よくなるでしょう。
しかし、ここが落とし穴です。
英語を使う仕事は、外資系だけではありません。
英会話の先生も、英語を使います。
通訳や翻訳でも、英語を使います。
欧米人向けのツアーコンダクターでも、英語を使うでしょう。
英語を使うとはいえ、さまざまな業界や業種が考えられるのです。
業界や業種を明確にするのはいいのですが、こだわりすぎないことです。
基準にしたいのは、仕事内容です。
すなわち、何をやりたいかです。
やりたいことが先にあって、次に、それを実現できる業界や職種です。
やりたいことを基準にすれば、進むべき道が見えてきます。
その結果、よりふさわしい企業を見つけやすくなるのです。