執筆者:水口貴博

業界研究をする30の方法

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憧れは、就職してしまえば、冷める覚悟をしておく。

憧れは、就職してしまえば、冷める覚悟をしておく。 | 業界研究をする30の方法

憧れを持つことは、悪いことではありません。

ある仕事に対して「素晴らしい」「かっこいい」「きれい」などの憧れがあるでしょう。

憧れがあれば、就職活動の底力も出るはずです。

しかし、憧れを持つのはいいのですが、別の覚悟も必要です。

憧れは、就職してしまえば、冷めてしまうことです。

憧れで就職した結果「憧れていたとおりの仕事だった」ということは、ほぼ皆無です。

ほとんどの場合「思っていた理想と違う」「こんなはずではなかった」という状況があります。

テレビや雑誌で見かけるのは、仕事の表面的な一部分にすぎません。

かっこいい様子や感動的な場面など、面白いネタになる部分を抜き出して、紹介しています。

結果として、私たちは「誤解した憧れ」を抱く場合があるのです。

どんな仕事でも、舞台裏は修羅場です。

汚いこと、苦しいこと、嫌なことがたくさんあります。

人間関係や企業同士の醜いトラブルや争いもあるでしょう。

その舞台裏を知らずして、憧れだけで就職するのは気をつけたい。

楽な仕事は、楽であるように見せているだけ。

かっこいい仕事は、かっこいいように見せているだけ。

きれいな仕事は、きれいであるように見せているだけ。

どんな仕事でも、そうです。

修羅場のない仕事なんて、ありません。

憧れを持つのは結構ですが、その憧れている仕事の舞台裏は、修羅場であると考えたほうが現実的です。

業界研究をする方法(22)
  • どんな憧れの仕事だろうと「舞台裏は修羅場」と認識する。
「できるはずがない」ではなく「できるかもしれない」と考える。

業界研究をする30の方法

  1. 企業研究の前に、業界研究。
  2. 業界研究・企業研究に欠かせない、10の情報源。
  3. 業界地図と業界本の違いとは。
  4. 業界研究は、筆記試験や面接の対策でもある。
  5. 情報を知るのは怖いが、情報を知らないのは、もっと怖い。
  6. どんな情報も、主観が混じっている可能性がある。
  7. 偏見や先入観は、自由な思考を妨げる。
  8. 大切なのは、その業界と一生付き合っていく覚悟。
  9. ニュースの確認も、業界研究の1つ。
  10. やりがいのある仕事を他人に聞くのは、ナンセンス。
  11. 最初から、完全に向いている仕事を探すのは難しい。
  12. やりたいことを基準にすれば、就職活動の幅はもっと広がる。
  13. やりたい仕事はあるが、適正に不安がある場合の考え方。
  14. 知らない用語に出会っても、放置しない。
  15. 関連業界を見落としていませんか。
  16. 初任給より重要なのは、昇給率。
  17. 業界の平均年収に、惑わされるな。
  18. 安定だけが、就職ではない。
  19. 古い情報は、役立つどころか、毒になるリスクがある。
  20. 希望の職種が複数あって迷うときの対処。
  21. 職種を志望しても、就職できると限らないのが、就職活動の難しさ。
  22. 憧れは、就職してしまえば、冷める覚悟をしておく。
  23. 「できるはずがない」ではなく「できるかもしれない」と考える。
  24. 進路が決まっていなくても、就職情報サイトに登録すべきか。
  25. 口コミは、信じやすい一方、主観や誤解が混じりやすい。
  26. 汗をかいて集めた情報で、本当の差がつく。
  27. 余裕があれば、興味のない業界も見ておきたい。
  28. 国内にいながら、海外の求人情報を集める方法。
  29. 希望する業界や業種に確信が持てなくなったときの対処。
  30. 志望業界が複数あって、情報収集の余裕がない。
    どう攻略するか。

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