不採用を一度も経験しない就職活動は、珍しいでしょう。
面接を何社か受ければ、いくつかの企業から不採用通知があり、落ち込むことがあります。
さて、就職活動に成功する人と失敗する人は、不採用の受け止め方が異なります。
就職活動に失敗する人は、不採用を「人間否定」と受け止めるのが特徴です。
自分の存在を完全に否定されたように感じるため、ひどく落ち込みます。
落ち込み方もひどいため、回復するにも時間がかかる。
もちろん時間が経てば落ち込みから回復しますが、落ち込み方がひどいため、就職活動に影響します。
不採用をもらうたびに人間否定の考えが強くなってしまい、自信を失っていく。
自信を失って面接を受ければ、不採用になりやすいという悪循環に陥るのです。
一方、就職活動に成功する人は、不採用を単なる「相性の不一致」として受け止めます。
応募者にも求める条件があり、企業にも求める条件があります。
今回は、お互いの条件がたまたま一致しなかっただけ。
それ以上でも、それ以下でもありません。
オーディションで「役柄に適していません」と言われるようなものです。
あくまで相性が悪かっただけであり、別の企業なら、採用されたかもしれません。
不採用を深く受け止めないため、あまり落ち込みません。
落ち込んだとしても、立ち直りが早く、再活動が早いのです。