自己分析では、過去の自分を振り返ることが必要です。
自分の過去については「20歳以下」を目安に考えることを、おすすめします。
「若すぎる」と思うかもしれませんが、だからいいのです。
20歳以下が、その人の本質だからです。
年齢が高くなればなるほど大人になりますが、いいことばかりではありません。
大人になると、かえってその人の本質がわかりにくくなります。
20歳を越えると、知識や常識などが一定量に達します。
もちろん知識や常識が増えるのは素晴らしいことですが、自己分析では邪魔になる場合が多いのです。
知識や常識が増えた分、余分なことを考えてしまう。
利害・損得・効率・評判・将来性などです。
余分な情報が混じった結果、自分の素の状態がわかりにくくなるのです。
20歳以下は、絶対的基準ではありませんが、1つの目安にしてください。
世間をよくわかっていない時期だからいいのです。
未熟な状態は、素の状態です。
まだ世間知らずだったころのあなたこそ、本当のあなたです。
未熟な状態のほうが、本来の自分の本性が、よく表れるのです。