自己分析は、自分の特徴がわかって終わりではありません。
自分の特徴がわかって満足するなら、単なる心理テストです。
自分の特徴がわかれば、どんな職種に、どう生かすことができるかを考えることが必要です。
つまり、自己分析の結果を、職業や職種に結びつける作業です。
おしゃれや洋服に興味があるなら、ファッション業界が適しているかもしれません。
健康や食事などに興味があるなら、食品業界が向いているのかもしれません。
人をまとめることに喜びを感じるなら、リーダーや司会者としての素質があるのかもしれません。
人の話を何時間も聞けるなら、カウンセラーが向いている可能性があります。
人にわかりやすく教えるのが得意なら、教師としての道がふさわしいでしょう。
「能力を発揮しやすい仕事は何か」「どんな職業で生かせそうか」などを、しっかり考えるのです。
自己分析がしっかりしていれば、面接でも、自己PRや志望動機も言いやすくなります。
「自分はなぜ、その仕事に向いているのか」「自分の長所をどう生かせそうか」などを、うまく説明できるようになります。
自分の特徴を理解したうえで志望したとわかれば、採用担当者もあなたの説明にうなずいてくれるでしょう。
職業や職種に結びつけるまでが、自己分析なのです。