自己分析をするとき、発見する特徴が、良い点ばかりとは限りません。
中には悪い点も見つかり、ショックを受けることもあるでしょう。
たとえば、自分をよく知る友人に、自分の客観的な印象を聞いたとします。
「性格がよさそうに見えるけど、実は単なる八方美人だよね。周りに流されていて、主体性がないよね」
ずばり指摘されれば、誰でもショックを受けて当然。
言われた相手が、自分をよく知る人なら、ショックもいっそう大きくなるでしょう。
そこで人によっては、自己分析を避けようとすることがあります。
傷つくのが怖いため、無意識のうちに、他人の意見を無視することがあります。
「自己分析なんて意味がない」という口実を見つけ、自己分析をしない道を選んでしまうのです。
しかし、自己分析なくして、就職活動の成功はありません。
きちんと就職活動をしようと思えば、自己分析は、必ず通らなければいけない道。
ショックを受けることも、必ず通る道になるのです。
世の中に完璧な人はいません。
誰にでも悪い点や弱点があるように、自分にも、悪い点や弱点などが見つかるはずです。
自分を研究すれば、悪いことも見つかって当然です。
ショックを受ける覚悟を決めて、自己分析に挑むことです。
もし悪い点が見つかったとしても、ポジティブに考えればいいことです。
「今のうちに悪いところが見つかってよかった。これで早めに改善できる。教えてくれてありがとう」
そう考えれば、たとえショックを受けても、最小限で済むでしょう。
悪い点が見つかっても、早く立ち直れるのです。