誰でもできる簡単な聞き上手になる方法があります。
相手の話のしっぽを繰り返すことです。
簡単ですから、あなたはこれですぐ聞き上手になれます。
たとえば、次のような会話です。
Aさん「昨日、友人と一緒に花火を見に行ったんだよ」。
Bさん「花火を見に行ったんだ」。
Aさん「お母さんと一緒にお料理教室に通うことにしたんだ」。
Bさん「お料理教室に行ってるんだね」。
Aさん「最近、夜食を減らしたから、少し痩せた気がするの」。
Bさん「そういえば、少し痩せたね」。
こうした具合に、相手の話のしっぽを繰り返します。
すると相手は「きちんと話を聞いてもらっている」と理解し、途切れることなく話を続けることができるのです。
「相手の話にうまくコメントを言おう」と考えると、会話が疲れます。
たしかに上手なコメントを返すことも大切です。
しかし、相手の話のしっぽを繰り返していくだけで、上手なコメントを述べていることになるのです。
むやみに自分の思っていることを言ってしまうと、相手の気分を害してしまうことさえあります。
相手の気持ちに同調する聞き方のほうが、お互いにとって、よい会話になります。