できることから始めることが、集中するための大原則です。
できないことをやったところで、集中できるわけがありません。
小さくて簡単なことからでかまいませんから、確実にできることから始めていきましょう。
小さなことでも確実に一つ一つこなしていけば、達成感が得られます。
この達成感を得ることで、集中することにつながるのです。
小さなことでも達成感を得ながら、少しずつ大きなことへ移行していけば、集中できているうえに、難しい問題も解けています。
集中力は、調子のよいときに出てくるものなのです。
調子の良さを自分で作ることができれば、簡単に集中力を発揮できます。
受験では「テストのときは、簡単な問題から解く」という成功の方程式があります。
本来なら1問目から順番に解くのが正しいと思われがちですが、これは逆に失敗する方法です。
テストに強い人は、番号順ではなく、簡単順からやっていきます。
自分が確実に解ける問題からあたっていき、自分の中で調子を上げることで、集中できることを知っているからです。
もし、1問目から難題がある場合、失敗する人に限ってそこに何十分も解けるまで時間を取ってしまいます。
気づけば、時間オーバーで解ける問題にも手をつけられていない状態になってしまうのです。
1問目から解かないといけないという法律はありません。
出題者の思惑で1番目に最も難しい問題を持ってきて、受験者の頭の柔軟さを試している場合があるくらいなのです。
これを知っているかどうかで、テストの結果さえも変わってくるはずです。
集中力は、できることから始めるときに出るものなのです。