執筆者:水口貴博

スキンケアの30の基本

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化粧水も乳液も、手で押さえるようになじませるのが一番。

化粧水も乳液も、手で押さえるようになじませるのが一番。 | スキンケアの30の基本

「この化粧品、なじみがいいよ。使ってみたら?」

自分と同じ肌質の友人から勧められたから買ってみたものの、効果が感じられない。

「同じ肌質なのになぜなじみが違うのだろう」

そう思った経験はありませんか。

肌質が同じなら、何が違うのでしょうか。

おそらく、塗り方が違うのです。

化粧水や乳液を塗るとき、手のひらで顔を叩くようになじませていませんか。

パッティングです。

パッティングをすれば、毛穴を引き締め、血行がよくなるので、顔色が明るくなり、美肌に効果があるといわれています。

しかし、おかしいと気づきませんか。

叩く衝撃によって、毛穴が引き締まるなら、化粧水の浸透も悪くなります。

なにより、顔に衝撃を与えるのがよくありません。

赤ら顔の原因になりますし、肌を傷つけてしまうこともあります。

にきびのある顔なら、無理な衝撃によって炎症を悪化させることもあります。

一昔前では、美容雑誌でパッティングを勧めていましたが、弊害があることがわかり、今では勧められない方法になっています。

では、どういう塗り方がいいのでしょうか。

化粧水も乳液も、手で顔を押さえるようになじませるのが一番です。

手のぬくもりによって、化粧水や乳液が温まり、浸透力が上がります。

さらに手で顔を押さえることで、パックのように密閉効果が出て、肌の奥までしっかり浸透していくのです。

じっとしているだけではありますが、浸透力は抜群です。

にきびや傷のある人でも、衝撃を与えることがなく、安全なのです。

スキンケアの基本(23)
  • 化粧水や乳液は、手で顔を押さえるようになじませる。
スキンケア用品は、使い終わったら、すぐ蓋を閉める。

スキンケアの30の基本

  1. 自分の肌の特徴を、説明できますか。
  2. 肌のタイプは、大きく分けて4種類ある。
    あなたはどのタイプ?
  3. 肌質は、ティッシュ1枚で、確認できる。
  4. 肌の基本的な3層構造を、正しく理解する。
  5. 肌の新陳代謝とは、どういう意味なのか。
  6. スキンケアの第1は、手洗いから始める。
  7. スキンケアの基本は、5つのステップ。
  8. クレンジングは、肌が濡れていない状態で使う。
  9. クレンジング料はタイプによって、洗浄力も大きく異なる。
  10. クレンジングは、メイクが完全に落ちるまで続ける必要はない。
  11. 洗顔は、朝も必要。
  12. 洗顔には、理想の順番がある。
  13. 洗顔にかける時間の目安は、およそ1分。
  14. 肌に合った洗顔料を選ぶ目安。
  15. ぬるま湯の適正温度は、肌質によって異なる。
  16. 泡立ちこそ、この世に存在する、最高の洗顔用具。
  17. 洗顔で、ごしごし洗うのだけは、絶対にダメ。
  18. コットンの持ち方という基本的なことを抜け落としていませんか。
  19. 化粧品を上手に選ぶための3ステップ。
  20. 洗顔後、化粧水をつけるベストタイミング。
  21. 化粧品は生ものである。
    化粧品の辞書に「保管」という文字はない。
  22. 化粧水をつけるとき、手を使うべきか、コットンを使うべきか。
  23. 化粧水も乳液も、手で押さえるようになじませるのが一番。
  24. スキンケア用品は、使い終わったら、すぐ蓋を閉める。
  25. 化粧水や乳液は、浴室に置かない。
  26. 化粧品にも、消費期限が存在する。
  27. 私たちがつける化粧品の量のほとんどは、少なすぎる。
  28. 化粧品のブランドは、統一させたほうが、効果が現れやすい。
  29. 化粧水や乳液は、むらなく塗りつつ、顔に均一には塗らない。
  30. あなたはスキンケアに、どのくらい時間をかけていますか。

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