執筆者:水口貴博

西洋料理の30の基本テーブルマナー

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テーブルマナーは、先人たちの知恵の結集だ。すべての動きに意味がある。

テーブルマナーは、先人たちの知恵の結集だ。すべての動きに意味がある。 | 西洋料理の30の基本テーブルマナー

「マナーなんて面倒だな」

洋食レストランで食事をするときに感じた、私の率直な感想です。

おそらく多くの人が、同じ気持ちを抱いたことがあるのではないでしょうか。

「食べるときくらい、自由にさせてほしい」

食事をするときは、自由気ままにしたいものですね。

社会経験を通して、テーブルマナーを身につける機会がありました。

特に大きな影響を受けたのは、アメリカの留学経験でした。

アメリカに留学をしていると、周りは洋食レストランばかりです。

友人と一緒に洋食レストランで食事をする機会が頻繁にありました。

最初は「マナーなんて面倒だな」と思っていたのですが、マナーについて学んでいるうちに、ふと気づきました。

必ず合理的な理由があるのです。

ただなんとなく決まったマナーではありません。

「よりおいしく食べるためには、どうすればいいのか」

「より上品に食べるには、どうすればいいのか」

「同席者や給仕に失礼のないよう食べるには、どうすればいいのか」

テーブルマナーとは、よりおいしく、よりエレガントに食べるための方法です。

先人が悩みぬいた結果、出来上がった「回答」です。

素晴らしい知恵の結集です。

堅苦しいと考えるのではなく、知恵として捉えてみましょう。

すべてのテーブルマナーには、その動きをする理由があります。

その理由を知ると、急にテーブルマナーが楽しくなります。

「なるほど」と思うからです。

堅苦しかったテーブルマナーが、ぱっと明るく楽しくなります。

「もっと先人たちの知恵を知りたい。もっとマナーを勉強したい」と思うようになるでしょう。

テーブルマナーの理由を確認しながら学ぶことが、楽しく身につけるコツです。

西洋料理の基本テーブルマナー(1)
  • 意味を確認しながら、テーブルマナーを身につける。
テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。

西洋料理の30の基本テーブルマナー

  1. テーブルマナーは、先人たちの知恵の結集だ。
    すべての動きに意味がある。
  2. テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。
  3. 欧米テーブルマナーは、面倒くさいようで、慣れてしまえば実は楽。
  4. 自分たちで席を勝手に決めない。
  5. レストランの壁側の席は、上席。
  6. お手洗いで席を外すときのスマートなナプキンの置き方。
  7. ナプキンをつけるタイミングと付け方。
  8. 奥が深いナプキンをつける理由。
  9. テーブルクロスが長いと、足元の緊張が緩みがちになる。
  10. 熱い飲み物を飲むとき、息を吹きかけたりすすったりしないこと。
  11. 「食事中」のサインは、皿の上でカトラリーを「ハの字」に置く。
  12. レストラン内では、携帯電話の電源を切るのがマナー。
    もしくはマナーモードにする。
  13. 食事が出てくるまで待っているときの一番かっこいい姿勢。
  14. 食事が出るまでの間で許されるのは「手帳の確認」と「読書」まで。
  15. 食事が終わり、皿を下げてほしいときのサイン。
  16. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならは、できるだけ控える。
  17. フォーマルなレストランの場合、仲間と料理を分け合うのはマナー違反。
  18. 食事中、友人との会話が盛り上がるのは、実は隣のお客さんの協力があってこそ。
  19. フィンガーボールの水は、指を洗うもの。
  20. ずらりと並んだナイフとフォークは、外側から使えば間違いない。
  21. 落としたナイフやフォークを、自分で拾わない。
  22. ナイフとフォークの使い方をごちゃごちゃにしない。
  23. 音を立てずに食事をするのが、エレガント。
  24. 喫煙が許可されているレストランであろうと、食前・食事中の喫煙は控えること。
  25. どぎつい香水やオーデコロンは、食欲を減退させる。
  26. ご飯を食べるときのフォークの正しい使い方。
  27. 汚い話や下ネタは、レストラン内では控えること。
  28. 食事中に避けるべき、見落としやすい話題とは。
  29. 取りたいものがあっても、人前に手を差し出さないこと。
  30. 食事が終わった後のナプキンのたたみ方。

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