執筆者:水口貴博

デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

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複数のデザートが出てきたとき口にする、賢い順番。

複数のデザートが出てきたとき口にする、賢い順番。 | デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

フルコース料理では、食後のデザートが2種類、出ることがあります。

場合によっては3種類以上のときもあります。

さすがフルコースです。

このとき、深く考えることなく「おいしそうなものから食べよう」と思います。

もちろんそれでもいいのですが、よりおいしく味わうための順番があります。

薄い味のデザートから先に食べるのがポイントです。

マナーとしてあるわけではありませんが、そういう順で食べるほうが賢明です。

なぜでしょうか。

これは普段、お菓子を食べるときを例に挙げれば、わかりやすいことでしょう。

たとえば、甘いチョコレートを食べた後にオレンジジュースを飲むと、水のように感じた経験はありませんか。

大変甘いものを口にしてしまうと、口が甘みに慣れてしまい、感覚が鈍くなるからです。

複数のデザートが同時に出た場合は、甘みの薄いデザートを口にしてから、甘みの濃いデザートを食べます。

メロンとケーキが出てきたときは、ケーキの後にメロンを食べるより、メロンの後にケーキを食べます。

アイスクリームとオレンジが出てきたときは、オレンジの後にアイスクリームを食べます。

よりおいしく感じながらいただけます。

デザートとコーヒーのテーブルマナー(13)
  • 複数のデザートが出た場合、甘みの薄いほうから食べ始める。
プリンやババロアの上手な食べ方。

デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

  1. デザートは、なぜ一口目が一番おいしいのか。
  2. ワゴンサービスは、食べられるだけお願いするのがマナー。
  3. レストランで、好き勝手に写真撮影をしない。
  4. 「甘いものは別腹」という言葉は、本当だった。
  5. 横割りにされているフルーツの美しい食べ方。
  6. レストランで出てきたリンゴを上手に食べる、3ステップ。
  7. 皮つきブドウの美しい食べ方。
  8. 皮がついているオレンジの食べ方。
  9. オレンジの皮をきれいにむく方法。
  10. 酸っぱいと感じたときに笑顔を作ると、味のある表情になる。
  11. メロンを上手な食べる、4つのステップ。
  12. バナナは、直接持って食べない。
    バナナを食べるときも、ナイフとフォークを使う。
  13. 複数のデザートが出てきたとき口にする、賢い順番。
  14. プリンやババロアの上手な食べ方。
  15. フィルムがついているケーキの上手なフィルムの取り方。
  16. エレガントなケーキの食べ方。
  17. ケーキの上のイチゴ。
    先に食べるか、後に食べるか。
    それが問題だ。
  18. ミルフィーユの上手な食べ方と、パイくずの上手な対処法。
  19. 「なるほど」と思われる、硬い生地のミルフィーユを食べる、かっこいい食べ方。
  20. 皿のチョコレートソースをうまく拭き取る方法。
  21. シュークリームのエレガントな食べ方。
  22. アイスクリームやシャーベットに添えられているお菓子には、重要な意味がある。
  23. デザートの最後の一塊が、つるりと滑って食べにくいときの対処法。
  24. できるかぎり、コーヒーはブラックで飲みたい。
  25. ブラックコーヒーが苦手な人が、砂糖やクリームを入れる前にしておきたい最低限のマナー。
  26. なぜコーヒーは「食後」が定番なのか。
  27. コーヒーや紅茶のおいしくて美しい飲み方。
  28. 立食パーティーを除いて、コーヒーはソーサーを持ちながら飲まない。
  29. 「一連のフルコース料理をすべて食べ終えました」という最終的なサイン。
  30. デザートが食べ終わるやいなや、すぐナプキンを取らない。

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