遠くへ旅行に行ったとき、どのようなルートで見て回りますか。
おそらく多くの場合、見どころを観光するのが中心ではないでしょうか。
旅行というくらいですから、当然といえば当然です。
ガイドブックに乗っている名所や旧跡などを、観光バスや公共の交通機関を駆使して、時間の許すかぎり、見て回ることでしょう。
しかし、ふと変なことに気づきませんか。
少し不自然な場所だということに。
観光地というだけあり、国内や海外から大勢の人がやってきます。
観光地に行けば、売店と観光客ばかり。
本当は名所を楽しみに来たのに、実際に行ってみると、売店と観光客だらけだったりします。
名所より、そうした売店や観光客のほうが目立って気になります。
これはこれで仕方ないことです。
観光地はその土地の重要な収入源ですから、売店が多いのは仕方ありません。
しかし、観光地に来て、目にするのが売店と観光客の連続というのは、少し悲しい気分になりませんか。
もちろん観光地を否定しているわけではありません。
名所の長い歴史など、あるのは間違いないでしょうが、本来の現地の様子とは少し異なると感じます。
旅行に行ったなら、やはりできるだけ現地の生の感覚をつかみたい。
では、どうすれば、生の観光地をより深く楽しむことができるのでしょうか。
それは、早朝を利用します。
8時に開場するなら、8時ちょうどくらいがいいでしょう。
もし、時間制限が設けていない名所旧跡なら、もっと早い時間でもいいでしょう。
太陽が顔を出し始めた早朝は、おすすめです。
あえて、売店も人も少ない時間帯に行きます。
より観光地を、よりそのままの状態で感じ取ることができるようになります。