執筆者:水口貴博

海外旅行を楽しむ30の方法

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現地では、できるだけ現地の言葉で話すほうが、コミュニケーションはうまくいく。

現地では、できるだけ現地の言葉で話すほうが、コミュニケーションはうまくいく。 | 海外旅行を楽しむ30の方法

韓国に海外旅行中、食事を注文しようとしたときのことです。

韓国語がわからなかったので、英語を使って注文しようとしました。

すると、困った表情をされたことがあります。

「私は英語なんて知りません。ここは韓国何だから、韓国語で話してください」というメッセージです。

英語は国際標準語だから通じるだろう、という私の考えが甘かった。

通じると言えば通じます。

事実上、英語は国際標準語です。

すべての人が完璧に英語を理解しているわけではないですが、簡単な英語くらいなら、伝わることでしょう。

しかし、通じても、あまりいい気分はされません。

正しい英語の発音や文法で、いくら流暢りゅうちょうに話せても、そこは人間です。

英語を話すほど、現地の人は「英語くらい知っているよね。理解できるよね」と上から目線で話しかけられていると感じます。

聞き慣れない言葉で話しかけられると、あまり気分はよくありません。

私は韓国語を詳しくわかりませんが、簡単な言葉はガイドブックに載っていました。

そこで簡単な韓国語で話しかけると、優しく教えてくれる場合が多いです。

たどたどしく、文法も発音もかなり間違っているはずです。

しかし、その現地の言葉で一生懸命に話そうとすると、急に態度が柔らかくなります。

「この人は外国人だな。でも、わが母国語を一生懸命に話そうとしてくれている。少しでも理解してあげたい。助けてあげたい」

そう思われます。

各国に旅行すれば、それぞれの国の言葉があります。

旅行先が英語圏内なら、もちろん英語がいいでしょう。

しかし、英語以外の言葉を話す国に旅行したときは、できるだけ現地の言葉で話をするように心がけましょう。

イタリアならイタリア語、中国なら中国語、韓国なら韓国語、ベトナムならベトナム語です。

「ありがとう」「お願いします」という簡単な言葉で結構です。

さあ、行きの飛行機の中で勉強です。

最低限の挨拶を覚えることができなければ、ガイドブックを見ながら現地の言葉を伝えてもかまいません。

たどたどしい言葉を恥ずかしがらないことです。

下手でもいいから現地の言葉を一生懸命話そうとすると、喜ばれます。

海外旅行を楽しむ方法(7)
  • 現地の言葉で話しかける。
何でも受け身にならない。
ポジティブに動くほうが、海外旅行をより楽しめる。

海外旅行を楽しむ30の方法

  1. 海外旅行で一番必要なのは、時間やお金ではない。
    勇気だ。
  2. 山や海を飛行機で飛び越えるとき、これまでの自分を超えている。
  3. 飛行機の機内食から旅の楽しみは始まっている。
  4. 飛行機内で無理な暇つぶしは、現地に到着してからの体力を奪う。
  5. 本当に観光地を楽しむなら、早朝がおすすめ。
  6. 現地の本当の様子は、何でもない場所を散策していると感じやすい。
  7. 現地では、できるだけ現地の言葉で話すほうが、コミュニケーションはうまくいく。
  8. 何でも受け身にならない。
    ポジティブに動くほうが、海外旅行をより楽しめる。
  9. 国内の感覚を一度捨てる。
    海外のやり方を吸収しようと、感覚を広げる。
  10. 現地に到着したら、まず大きく息を吸い込む。
    現地の様子を鼻で感じ取る最初の儀式。
  11. ガイドブック1つで、旅行の質はまったく異なる。
  12. 添乗員が観光地の話をしてくれても、あえてガイドブックを開いて調べる。
  13. 海外旅行のガイドブックは、初心者マークと同じ。
    持って歩くことを恥ずかしがらない。
  14. 「恥をかきに行こう」と思うほうが、旅行はさらに楽しめる。
  15. 看板に書いてある文字を、声に出して読んでみる。
  16. 一見無駄とも思える、海外でわざわざ母国料理を食べる真意。
  17. 海外に行ったなら、海外らしく現地の食文化を堪能する。
  18. 持ち物は少ないほうがいい。
    買い物を楽しむ機会が増えるから。
  19. 風景が見える屋外で一休みすれば、細かい部分まで見る余裕が生まれる。
  20. そのときその場でしかできないオプションは、申し込んだほうがいい。
  21. 行きと帰りに経由する国があれば、ついでに観光もしてしまえ。
  22. 旅先での悪天候は、恵まれたものと考える。
  23. 語学力があれば、海外旅行はもっと楽しめる。
  24. 時差ぼけにならない鉄則。
    到着したら、あくまで現地時間に合わせて行動する。
  25. 中途半端な仲の友人と行く海外旅行は、中途半端になりやすい。
  26. 旅先の感動は、常にライブ。
    完全に同じ感動は二度と味わえない。
  27. 旅行を楽しめるかどうかは、体力と足腰にかかっている。
  28. 迷った選択肢があれば、予算の許すかぎり、両方頼めばいい。
  29. ホテルをけちると、旅行全体の質が低下する。
  30. ガイドブックに載っていない穴場は、ホテルの人に聞け。

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