執筆者:水口貴博

たるんだ心と気持ちを引き締める30の方法

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プレッシャーというダンベルを活用すれば、精神力は鍛えられる。

プレッシャーというダンベルを活用すれば、精神力は鍛えられる。 | たるんだ心と気持ちを引き締める30の方法

「はあ。はあ。つらいなあ」

筋トレ中は、重いダンベルを持ち上げているため、つらいと感じる瞬間の連続です。

疲れて息苦しくなり、表情も悪くなります。

しかし、そのトレーニングを乗り越えると「いいこと」があります。

以前より筋力が強化されます。

傷ついた筋肉繊維が回復する際、同じ負荷がやってきても対応できるように、元の状態より筋力繊維を強化して回復させます。

これを「オーバーロードによる超回復の法則」と言います。

私たちは、ダンベルでトレーニングを繰り返すたびに筋力が上がります。

これは「筋力」だけでなく「精神力」にも当てはまります。

あなたが、1,000人もの大衆の前でスピーチしている光景を想像しましょう。

大勢の人を目の前に、極度に緊張するはずです。

足や手は震え、上手にスピーチができないことでしょう。

「ええと、あの、今回のスピーチでは、その、まず」

当然です。

この緊張に耐えられるだけの精神力がないと、まず乗り越えることができません。

では、どうすれば耐えられるようになるのかというと、筋トレと同じです。

つらいと思っても、何度も続けてください。

何度も続けて経験すれば、不思議なことが起こります。

だんだん慣れて、緊張しなくなってしまいます。

つらいと感じて落ち込んでも、少し休憩すれば、以前より強い精神力が身についています。

同じプレッシャーがやってきても対応できるように、元あった状態より精神力を強化させて、落ち込みから回復させます。

これを、あなたもご存じの「慣れ」と言います。

以前より対応できるような強い精神力を身につけています。

最初は緊張のせいでうまく話せませんが、慣れてしまえば、むしろ緊張することさえ難しくなります。

あなたの精神力が鍛えられたということです。

プレッシャーをつらいと感じるのは、最初だけです。

初めての経験は大きなプレッシャーを感じるため、誰でもつらいと感じます。

そのプレッシャーをダンベルとして活用すれば、あなたの精神力はぐんぐん鍛えられるのです。

たるんだ心と気持ちを引き締める方法(7)
  • プレッシャーで精神力を鍛える。
精神力のトレーニングは、筋トレと同じ。

たるんだ心と気持ちを引き締める30の方法

  1. 夢があるからこそ、人間は生き生きする。
  2. 夢を見つけるキーワードは「好きなこと」と「得意なこと」。
  3. 好きなことや得意なことは、一番になる必要はない。
  4. 大きな夢を小さく区切れば、手をつけやすくなる。
  5. 夢までの距離が遠いほど、おのずからペースもゆっくりになる。
  6. プレッシャーがあるから、強い精神力を身につけられる。
  7. プレッシャーというダンベルを活用すれば、精神力は鍛えられる。
  8. 精神力のトレーニングは、筋トレと同じ。
  9. 心と体の緩みは、酸っぱいもので引き締める。
  10. 冷たいものに触れると、心も気持ちも引き締まる。
  11. 朝一番に好きなことが待っていれば、早起きができるようになる。
  12. 人に腹が立ったら、世間知らずを相手にしているのだと考える。
  13. 朝に余裕がない人は、人生にも余裕がない。
  14. 悪条件こそ、知的レベルを上げるチャンスだ。
  15. 恥ずかしい経験が、あなたの心と体を引き締める。
  16. ライバルに勝ちたければ、一度ライバルのファンになる。
  17. そりの合わない人がいるから、仕事がはかどる。
  18. 水風呂で、身も心も引き締める。
  19. 環境は、お金を出してでも買え。
  20. 定期的に模擬試験を受けて、ショックを受ける。
  21. 団体行動をすると、だらだらしたくてもできなくなる。
  22. 仕事の記録をつけて、成長を実感する。
  23. 食事を取らないと、すべてにおいて不利になる。
  24. 自分の財布からお金を出して学校に通う人は、意気込みがすごい。
  25. 自己管理が苦手な人は、学校に頼ればいい。
    ただし、自分のお金を使うこと。
  26. 競争の世界に身を置くと、おのずから闘争心が湧いてくる。
  27. あなたの人生は、常に上向きである。
  28. 「もっとたくさん」と考えるのは心の病。
  29. デジタル時計よりアナログ時計のほうが、時間量を感覚的に捉えられる。
  30. 親からの支援を自分から断ち切る。

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