あるお店で、期間限定のセールを行っていました。
価格表示は、次のようになっていました。
あなたは、どちらのほうが安くなったと感じるでしょうか。
おそらくあなたが、安くなった印象を受けたのは(2)の「1000円→950円」ではないでしょうか。
見た目が4桁から3桁の数字に変わるほど、価格表示に変化があるので、安くなった印象が強いです。
しかし、よく見てみましょう。
どちらも、50円安くなっていることには変わりありません。
厳密には、どちらも同じです。
安くなっている数字には変わりなくても、4桁から3桁に価格が変わると、急に「安くなった」印象を持ってしまいます。
この数字のトリックに、あなたは踊らされていませんか。
消費者の購買欲求を刺激して売り上げを伸ばすため、少しでも安くなったように見せる工夫をしています。
しかし、どんなときにも「どれだけ安くなっているのか」という数字をありのまま見ることが大事です。
先の例と同じように、桁数が変わっても、どのくらい安くなったのかという数字をしっかり見るのです。