執筆者:水口貴博

数字のトリックを見破る30の方法

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平凡な消費者は「値段→必要性」の順で考える。賢い消費者は「必要性→値段」の順で考える。

平凡な消費者は「値段→必要性」の順で考える。賢い消費者は「必要性→値段」の順で考える。 | 数字のトリックを見破る30の方法

商品を買うときには、通常、次の2つを考えながら、検討します。

  1. 値段
  1. 必要性

平凡な消費者は、まず「値段→必要性」の順で考えます。

「必要だから買おう」という気持ちより「安いなら買おう」という気持ちです。

「安いなら買おう」とは、どういうでしょうか。

「必要だけど、高い金額を出してまで買いたいとは思わない。でも安かったら、とりあえず買おう」

商品購入に対して、中途半端な気持ちです。

値段が第一です。

多少なりとも欲しい気持ちがあっても、値段を優先して考えます。

一言で言えば「本当に欲しいと思っていない」ということです。

必須ではないので、別になくても苦労しません。

あったら、それで便利という程度です。

あなたも自分の心に、正直に問いかけてください。

なくても生活がうまく回っているのですから、なくていい。

では、賢い消費者は、どう考えるのでしょうか。

「必要性→値段」の順で考えます。

本当に必要な物ですから、商品を見たとき、値札より「必要かどうか」を先に考えます。

必要なら、値段にかかわらず、すぐ購入します。

買うと決めてから「念のため、値段も見る」という程度です。

本当に必要な物は、値段は見ません。

思ったより値段が高くても、気にせず購入します。

そういうものだけを買えばいい。

あなたがトイレットペーパーを切らしたとき、急いでスーパーへ走ります。

スーパーでは、トイレットペーパーに向かって、一直線になりますね。

トイレットペーパーを見つけてから、値段を参考程度に確かめるだけです。

たとえ、値段が思ったより少々高くても購入することでしょう。

なければ、本当に困ってしまうものだからです。

トイレにいけないのでは、漏らしてしまいます。

値段が、どうこう言っている場合ではありません。

本当に必要な物は「必要性→値段」の順で考えるのです。

数字のトリックを見破る方法(7)
  • 「必要性→値段」の順で、買い物をする。
数字で考えると、ウエイターが1人しかいない理由が見えてくる。

数字のトリックを見破る30の方法

  1. 数字のトリックに騙されるな。
  2. 安くなったのではない。
    初めからその価格なのだ。
  3. 4桁と3桁の違いに、騙されない。
  4. 賢い消費者は、値段を四捨五入して考える。
  5. わざと期間を書かない期間限定サービス。
  6. ポイント制に、得はない。
  7. 平凡な消費者は「値段→必要性」の順で考える。
    賢い消費者は「必要性→値段」の順で考える。
  8. 数字で考えると、ウエイターが1人しかいない理由が見えてくる。
  9. クレジットカードを使うことで、数字がわからなくなる。
  10. 「無料」という甘い言葉を信じると、損をする。
  11. 「送料は当社が負担」は、送料を商品に上乗せしているだけ。
  12. 同じ効果でも、選択によって大幅な節約ができる。
  13. 数字で考えれば、真実が見えてくる。
  14. 安くなったパーセンテージではなく、金額を見る。
  15. 実績だけを見ていると、騙される。
    どのくらいの期間での実績かを考える。
  16. 英語の結果は、仕事の結果ではない。
  17. お金持ちほど、けちである。
  18. どんなに安くても、価値を感じないところにお金を使わない。
  19. 世の中に、本当の無料メディアはない。
  20. 給料の安さが、あなたに知恵を振り絞らせる機会を与える。
  21. ウインドーに張り出されている優良物件は、客引きである。
  22. 節約のために、自炊が一番とは限らない。
  23. 購入後の維持費の計算を、忘れていませんか。
  24. 金額が大きくなると、金銭感覚が鈍くなる。
  25. 試験結果の90点は、ほぼ100点と考えていい。
  26. 「喫煙者の24時間」は「禁煙者の24時間」以下である。
  27. 金銭感覚を養うためには、1万円札1枚より、1,000円札10枚のほうがいい。
  28. 量は同じでも、単位を変えてしまうだけで、印象が変わってしまう。
  29. 人間は、切りのいい数字が好き。
  30. 言葉の表現を変えるだけで、印象が変わってしまう。

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