クレジットカードとは何かと聞かれ、あなたならどう答えますか。
「支払いを先送りするカード」
「現金がなくても、商品代金を払ったことになるというカード」
「客の信用でお金を借りられるカード」
人によって、いろいろな認識があることでしょう。
私なら「手軽に借金できるカード」と答えます。
上に書いているカードを一言でまとめた意味です。
クレジットカードは基本的に、借金です。
「カードを使い、借金して商品を購入します。その代金は、後から支払います」ということです。
クレジットカード会社から一時的にお金を借りて、後から、あなたの銀行口座から引き落とすという仕組みです。
一括であれ分割であろうと、とにかく借金をして、後から返すということです。
現金での支払いではないという認識を持つことです。
次が、クレジットカードの厄介なところです。
カードだけでは、数字が具体的に見えません。
今月、自分はどのくらい借金をして商品を購入したのか、現在の状態が、カードを見ただけではわかりません。
確かめるためには、クレジットカード会社に電話をしたり、ウェブサイトから確かめたりする面倒な手順を踏まないといけません。
カードを見ただけでは数字がわからないので、金銭感覚が狂ってしまいます。
クレジットカードの恐ろしいところは、使っているのに、使っていないような感覚になるところです。
ゆえに、クレジットカードによる使いすぎが増え、最悪の場合は自己破産へ至るのです。
現金で支払えば、お金を手で触り、手元から消えていく瞬間が目に見えるので、感覚としてわかりやすいです。
賢い消費者なら、基本的に現金で買い物をします。
理由は言うまでもなく、使ったお金を数字として認識しやすいからです。
使いすぎを防ぐために、クレジットカードのような手軽なものは使わず、現金で購入します。
どうしてもクレジットカードでなければ購入できないものだけクレジットを使い、後は現金で支払います。
面倒ですが、そのほうが数字ははっきり見えます。
持つクレジットも、1種類のみです。
3種類も4種類も、カードをたくさん持っていても、仕方ないのです。