子どもは、父の車の運転をよく見ています。
車の運転で見せる姿が父親の本性だと思っています。
ハンドルを握ると性格が変わる人がいます。
しかし、性格が変わるのではなく、本来、抑制されていたものが噴き出ているだけです。
車の中なら、相手の車に対して悪口をはいても、聞こえません。
聞こえないことをいいことに、気持ちが緩んで、普段思っている言えないことを言ってしまいます。
ハンドルを握って性格が変わるのではなく、本音が出ているだけです。
本当の性格なのです。
子どもはその感覚を敏感に感じ取ります。
ハンドルを握る父ががらりと変わると「これがお父さんの本性」と思ってしまうのです。
ハンドルを握っているときの言動には、十分に注意しましょう。
子どもは父の運転のときまで、しっかり見ています。