私の父は、現役のころ、仕事の関係からいつも帰宅は夜遅い時間でした。
夜の9時や10時は当たり前。
時には、深夜1時や2時を回ることさえあります。
いつも帰りが遅く、仕事もそれだけハードのようでした。
そんな父でしたが、母の誕生日や家族の記念日には、夕方7時には帰ってきたものです。
家族のために、仕事を早く切り上げて、帰宅してくれていたのです。
いつも帰りが遅い父が、記念日に限って早く帰る姿を見て「家族を大切にしている」ことが子どもの私にも見てわかりました。
やはり仕事の関係から、帰宅が遅くなったりするのは仕方ありません。
しかし、誕生日くらいは早く家に帰って、一緒に祝う時間を作りましょう。
大切なことです。
いつもは帰りが遅いのに、家族の記念日に限って早く帰る父を見て、子は「仕事以上に大切なのだ」という認識が生まれます。
そういう父を、子は尊敬します。