執筆者:水口貴博

尊敬される父親になる30の条件

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褒める教育ができない理由は、自分と両親との過去にある。

褒める教育ができない理由は、自分と両親との過去にある。 | 尊敬される父親になる30の条件

褒めることは、子どもも親も元気になる教育方法です。

しかし、褒めることがよいことだと頭ではわかっているが、なかなか褒めることで教育できない親が多い。

なぜでしょうか。

自分が怒鳴られ叱られて育ってきたから、子どもにも同じ苦しみを経験させたい気持ちが、無意識のうちにあります。

ないと思っても、褒める教育ができないからには、必ず理由があります。

その原因の多くは、自分と両親との関係です。

幼少期、親からの厳しい教育を受けてきた苦しみを、自分の子どもにも経験させたい肉親への仕返しが、子に対して表れます。

虐待された子どもが大人になると、自分の子どもにも虐待をする傾向があります。

「もう親のことは忘れた」と思っても、心の奥では、まだ許していない自分がいるからです。

自分が親になり、子を育てようとしたとき、ふと昔の記憶がよみがえり、同じように怒鳴って怒ってしまいます。

肉親への恨みが、自分の子へ表れているのです。

仕返しの延長です。

褒める教育ができないのは、子どもに問題があるのではありません。

本当の問題は、自分と両親との関係にあります。

褒める教育ができないと悩んでいるなら、自分と両親との関係を見直してみましょう。

根本的原因は、そこにあります。

子どもとの関係の前に、自分と親との関係を直すことです。

親との関係がよくなれば、子どもとの関係も必ずよくなります。

尊敬される父親になる条件(26)
  • 自分の両親と、仲良くする。
尊敬される父は「頑張れ!」とは言わない。
「楽しんで!」と応援する。

尊敬される父親になる30の条件

  1. 教育される側になるほうが、尊敬できる父親が見える。
  2. 母のことを大切にしている父親を見て、子は育つ。
  3. 「熱心に教える姿勢」と「放任できる姿勢」は、セットである。
  4. 命令で育ててはいけない。
    アドバイスで育てること。
  5. 積極的な親からは、積極的な子が育つ。
  6. 家族旅行で、家族全体が成長する。
  7. 寡黙な父には、威厳がある。
  8. 感謝のできない父親は失格。
  9. 「優しさ」と「怒り」は、同じ愛の表現である。
  10. 父は言葉で指導しない。
    行動で指導する。
  11. 「家族のために働いている」と、言ってはいけない。
  12. 仕事で帰りが遅くなっても、家族の記念日には早く帰ること。
  13. 子育てにも「守破離」がある。
  14. 親に反抗する子どもを、喜ばないといけない。
  15. 「親離れ」だけではない。
    親も「子離れ」をしないといけない。
  16. 父が子にできることといえば、父としての手本を見せること。
  17. 子どもが遠くに離れても、目には見えない糸でつながっている。
  18. 子どもが間違っても、怒鳴らない父になる。
  19. 教育は、怒鳴ることではない。
    叱ることである。
  20. 疲れがたまった休日は、家族で温泉に出かけよう。
  21. 妻に子育てを任せている家庭は、うまくいかない。
  22. 車の運転の仕方に、父の本性が現れる。
  23. 父は、妻をけなしてはいけない。
  24. 褒めるお父さんが、尊敬される。
  25. 子育てをする親は、調教師と似ている。
  26. 褒める教育ができない理由は、自分と両親との過去にある。
  27. 尊敬される父は「頑張れ!」とは言わない。
    「楽しんで!」と応援する。
  28. 子どもに好きなことをやらせよう。
  29. 子どもから嫌われることが、父親の仕事。
  30. 子どもを手放せる親こそ、本当に愛の深い親。

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