品のないオヤジは、ネクタイがいつも緩んでいます。
たしかにネクタイは、苦しい。
私も仕事でネクタイをしますが、ネクタイをして動きやすくなることはありません。
首元に余裕があったほうが、動きやすくなり、疲れにくくなります。
ネクタイをして首元が楽になる、といえば嘘になります。
とはいえ、ネクタイは、緩めていいときと悪いときがあります。
会議、話し合い、結婚式、冠婚葬祭のような礼儀を重んじる場では、ネクタイはしっかり整えておかなければなりません。
品のないオヤジは、普段からネクタイを大胆に緩めているだけでなく、いつでもどこでもネクタイが緩んでいるのです。
いつも気持ちがだらだらですから、その気持ちの切り替えができません。
ネクタイを緩めている姿は、ダンディーな感じがしてかっこいいと思っているのです。
ネクタイの状態は、見ているほかの人に影響を与えます。
だらだらした雰囲気は、緩んだネクタイから漂い、周りに伝染させていきます。
1人がネクタイを緩めると、その空気がほかにも伝わり、会議や話し合いの緊張を緩めてしまいます。
普段はよくても、時と場合によっては、しっかりわきまえる必要があるのです。