執筆者:水口貴博

心の汚れを取り除く30の方法

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反抗をするなら、本当の反抗をしなさい。

反抗をするなら、本当の反抗をしなさい。 | 心の汚れを取り除く30の方法

思春期が始まると、誰でも反抗期がやってきます。

自分という「自我」に目覚めるため、自分にとって気に入らないことがあるとすぐ反抗をしてしまうのです。

自分中心で、世界を回そうとします。

自分を中心に考えているため、気に入らないことがあるとすぐいらいらしてしまうのです。

私もまだ若いころは、そうでした。

自分の思うようにいかないと、すぐいらいらしたり、怒ったり、親に反抗したりしていました。

しかし、今になって思えば、本当の反抗ではなかったのです。

ただ、すねていただけでした。

自分中心で世界を回そうとすねていただけで、反抗していると思っていたのは自分だけでした。

気に入らないことがあるからとはいえ怒鳴り散らし、自分の力を見せ付けようとすることは子どものすることです。

本当の反抗とは、もっと次元の高いことを言います。

こうした「アレルギーを感じることを消化できるようになること」が、本当の反抗なのです。

自分が嫌だと思うことは、往々にして自分のためになっていることがあります。

本当の反抗とは、精神的な痛みが伴うものです。

親があなたにするお説教にせよ、あなたの将来を心配して言っています。

それを「うっとうしい」という理由だけで、聞かなかったり逃げたりすることは、反抗ではなく、すねているだけです。

本当の反抗は、自分がいらいらすることほどアレルギーを我慢して、一度は受け入れることです。

一度は、消化してみることです。

それで「これは自分には必要ないな」と思ったら、あらためて吐き出してかまいません。

しかし、中には「これは必要だな」と思うことがあるかもしれません。

それは苦い、つらい、痛い、大変と思っていることでも、一度は受け入れて消化をしてみないことにはわからないのです。

自分勝手に、自分中心に考えてしまうことは、子どものやることなのです。

心の汚れを取り除く方法(29)
  • 反抗をするなら、本当の反抗をする。
自分の勉強こそ、最大の勉強だ。

心の汚れを取り除く30の方法

  1. 心はもともと明るく輝いている。
    明るい心は、雲を取り除くだけでいい。
  2. プラス思考になってはいけない。
  3. 本当のプラス思考とは、そうとしか思えない現実に気づくこと。
  4. つらい出来事も感謝に気づけば、プラスとしか考えられなくなる。
  5. 人間は現実に悩むのではない。
    妄想によって悩むのだ。
  6. 悪口を言うと、自分のイメージを下げてしまう。
  7. どうしても言いたい悪口は、ノートに書いてしまえばいい。
  8. 心のフィルムをきれいにしないかぎり、映し出される現実は汚れたままになる。
  9. 見ている現実の汚れは、あなたの心の汚れが原因。
  10. 今に感謝した瞬間、過去の印象は、黒から白になる。
  11. 見栄を張るから、自分らしく生きられなくなる。
  12. 今、つらいですか。
    それなら、今は幸せということです。
  13. 人間がこの世において1から作り出したものなど、1つも存在しない。
  14. 自分は小さくて弱い存在だと気づく。
    だから強くなれる。
  15. 本当の謙虚とは、自分の素晴らしさを認めること。
  16. 親からの愛情は、子どもがもつ愛情の土台になる。
  17. 大きな支えほど、支えられていることに気づきにくい。
  18. 勝ち負けより、楽しさを意識するほうがいい。
  19. 読書をした後は、行動をしないといけなかった。
  20. 行動を変えることで、心を変える。
  21. 心の汚れを取りたければ、言葉の汚れを取ること。
  22. 病気、事故、喧嘩は、自然に反している警告。
  23. 不安と恐怖は、過去の暗い記憶によって作り出されている妄想。
  24. わからないときには、シミュレーションをすればいい。
  25. 親と離れたほうが、親のことがよくわかる。
  26. 正直にならないと、生活も心も汚れてしまう。
  27. 気の進まないことをすれば、それだけで心は重くなる。
  28. 他人に気を使うのではなく、親切になればいい。
  29. 反抗をするなら、本当の反抗をしなさい。
  30. 自分の勉強こそ、最大の勉強だ。

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